キングコング西野亮廣さんのこんな言葉を聞きました。
西野さんは、国内最大のオンラインサロンを運営されていて、そのオンラインサロン内での共通言語だそうです。
PDCAを回すんじゃない。MSK(=無茶振りに死ぬ気で答える)だ。
この話を聞いて、まさに手放すラボでも同じことが起こっている。
と思いました。
手放すラボのMSK変遷①無茶な方針転換で社員が辞める
時は遡り、2017年6月。所長の坂東が突然「ブレスカンパニーはホラクラシー経営に転換する。ひいては、理念も、目標も、何もかも手放す!!!」と声高々に方針を転換しました。
そして、何が起こったか。
複数人の社員が去りました。
去った原因は、この方針転換が直接的な原因ではないと思います。
これまでトップダウン型の組織で疲弊し、硬直化していた組織に生きにくさを感じていた社員が、このことをきっかけに去る決意をしたにすぎません。
所長自身も、組織の閉塞感を感じていたからこそ、いったん手放したんだと思います。
辞めていったメンバーはそれぞれ、起業したり、大学院に通い直したり、もともとやっていたことを極めたりと、活躍の場を広げています。
手放すラボのMSK変遷②無茶振りの編集長
2017年の方針転換から約1年後、2018年またしても所長からのお達しが。
あやこさんは「手放す経営ラボラトリーのメディア編集長になって」
「!!!!!」
(お、おもしろそう・・・・)
と、メディアなんて世界とは程遠いところに生きていた私ですが、突然のお達しにワクワクしていたのでした。
これこそ完全な「無茶振り」なのだと思います。
が、私のマインドは基本的に興味が先に動くタイプなのでいつでも大体新しいことに「ワクワク」しています。
ただ、実力もへったくれもないので、とりあえず分かりそうな人に相談!
それが現在ボードメンバーでもある高校の同級生、福田くん。
気軽な相談がきっかけでラボ事業に興味を示してくれた福田くん。
今やチームになくてはならない存在。
もし、福田くんがいなかったら…想像しただけでゾッとします。
福田くんからは、マーケティングや事業推進のサポートをしてもらっています。
これまでの彼とのやりとりを振り返って一つ思い出すことが。
何かのミーティングの時に、私が泣きに入ったことがありました。
感情を抑えられず、ワンワン泣くわけではないですが、完全に涙声になっていたと思います。
なんの議題でそうなったのか、全く覚えてない(おい!)のですが、その時の日記にこう記しています。
「泣けるほど一生懸命になれる仕事に出会えたことに感謝」
と。
まぁ、うまくいかないことばかりなわけですが、これからも無茶振りに死ぬ気で答えたいと思います。
手放すラボのMSK変遷③現在進行中のプロジェクト!
そして、現在も進行中のプロジェクトが。
次世代型組織診断ツールの開発!!!
この診断ツールを使えば、次世代型組織にアップデートするために、自分の組織のどこがボトルネックになっているのか、課題があぶり出されるようになっています。
あぶり出された課題、一つ一つを解決していけば自ずと次世代型組織にアップデートされていくのです。
2017年6月、ブレスカンパニーは、体を張って自社組織のアップデートを計りました。
当時、自社組織のどこが課題なのか、どこがどう悪くてこんなに閉塞感を感じているのか、そこが良くわからない。(自社組織のことって意外と見えなかったりしますよね…涙)
だからこそ、どこから手をつけたら良いのか手探りで、最終的には「えいや!」と方針転換を行いました。
結果的に、社員が辞めたりと痛みを伴いもしたわけですが、体を張って実証実験を重ねてきたからこその経験を存分に活かすことができています。
さらに、これまで積み上げてきた各社のリサーチ結果に基づく知見も活かしながら商品開発進行中です。
次世代型組織に一気に変わる必要はないのです。すでに、できていること、良いところもあるはず。
一つ一つクリアすることで、確実に生産性高く、自分らしく働ける組織に生まれ変わることができます。
今後、この無茶振り(?)プロジェクトの裏側を追っていきます!