会社が手放したものシリーズはしばしお休み。
今回は、先週行われた給与会議の裏側を赤裸々にリポートします。
現在、手放す経営ラボラトリーではメンバーの給与は丸見えです。それぞれの給与額を話し合いで決めています。
その金額は3ヶ月ごとに見直しということで、今月は見直し月だったので、給与会議が始まったのですが・・・
結論から言いますと、炎上し、結論が出なかったため、遅配が決定しました。(みんな合意の上です。笑)
さて、なぜ炎上したかというと・・・・
所長自らがパンドラの箱を開けてしまったからなのでした。
そのパンドラの箱とは・・・「経費」です。
給与は丸見えです。ただし経費の中身は丸見えではありません。現在経費の決済は所長が行なっています。
会議の冒頭。
所長「今日は経費の裁量についても話し合ってみようか?」
私「!!!!!!!!!!!!!!!」
(と、とうとうその話題に触れるんですね!!!キターーーーーーーーー!!!!)
思わず・・・
「やっちゃうんですね・・・とうとう、やっちゃうんですね・・・!!!」と所長をギラギラした目で見つめてしまいました。
なぜ、私がこんなに興奮したかというと、それぞれの給与の金額がどうこうということより、「経費の使い道」こそが本丸だと思っていたからなんです。
経費については、結構な額が投資されている様子だけど、その情報がオープンになっていなかった。
その投資が妥当なのかどうなのかもよくわからないまま経理担当者の悲鳴を聞いてなんだかもやっとしている状態だったんです。
さらに、メンバーが経費を申請する時は所長の承認が必要なのですが、所長の経費については誰の承認も必要とされていません。
そこには不公平感や、見えないことに対して不信感を抱いていました。
不公平と感じるのは、自分が原因だったとも思います。
例えば、次のアポ時間に間に合わないのでタクシーに乗ってしまったんだけど、これは請求できないよね・・・とか、交渉もせずに遠慮して自腹で払っていたり、そんな些細なけち臭いことです。ちっぽけな人間なんです、私。
でも、一般的な中小企業のオーナーさんは何にいくら使おうが、いちいち社員の承認なんて得ることはないでしょうし、その使い道がだいぶグレーだったとしてもこれは必要経費だ!!と押し切れちゃうところがオーナーである旨味だとも思います。
さらに、何がどこで会社の未来に繋がるのかわからない観点でいくと囚われずに経費を使えるという権限は、それこそ本当に必要経費なのかもしれないとも思うんです。
そんな常識は分かっていたので、所長が自ら話題にしない限りは「結局坂東さんの会社だしね・・・」と遠慮していた部分だったんです。
そこを、所長自らメスを入れてくれました。
だとしたら、この際遠慮なんてしてられません!!言いたいことはみんな言っちゃいましょう!!という訳で大炎上に至りました。
結論は出ていませんが、私の中でこの話題を所長自らテーブルに乗せたことで「所長、本気なんだ!」と確信することができました。
所長自ら口火を切ったわけですが、それに乗っかる形で今までのモヤモヤを爆発させまくったメンバー一同。
この経費はどうなんですか?あの経費は?こっちの経費は?これって経費??
マシンガンでぶっぱなされまくった所長。次のアポがあってよかった。一旦、会議はお開きとなりました。
引き続きリポートしていきます。