2月からお送りしている大好評のオンラインセミナー「日本型ティール的組織のつくりかた」リターンズ。
全3回に渡ってお届けしていますが、今回は1~3回までの内容を抜粋してまとめています。
手放す経営ラボラトリーで開発した「経営を進化させる実践書」DXO(ディクソー)のテキストについて
・どんな特徴があるのか?
・どう活用できるのか?
ということについて、4回シリーズでお届けしよう、という企画です。
今回は第3回についてのまとめです。
※前半のまとめ記事はこちら
・phase(フェーズ)1「言葉」を生み出す(day2,day3)
「経営を進化させるプログラム」DXO(ディクソー)では、13回のワークショップを行なっていきます。
2回目、3回目がここにあたります。
プロジェクトチーム内で、「why」「what」「how」というキーワードを通じて、大切にしている考え方を整理していきます。
会社にはすでに掲げられている経営理念や社是があるかもしれませんが、それと違った内容の「ことば」になっても構いません。
チームメンバーが共感できる、手触り感のあることばが生み出されることが大切であり、
「コンテクスト」を合わせることが目的だからです。
【ばんどうコメント】
「コンテクスト」って、なんでしょう?
日本語でいうと「文脈」「背景」のことです。
日本はハイコンテクスト文化だと言われます。
多様な言語や民族が混在している国と比べると、日本人は価値観が似通っているし、日本語が通じます。
ですから「あうんの呼吸」といった、ニュアンスが伝わりやすい。
そのことをハイコンテクスト、と言います。
例えば、社内で「この資料早めに仕上げといて」
この「早め」の認識は、その組織に流れるコンテスト(文脈・背景)によって異なりますよね。
これについての認識を合わせていくことが、チームづくりにとって大切であり、そのために言葉というツールを活用しよう、という考え方、なのです。
ためしに社内でもやってみてください。意外なことばが生まれてくるかもしれません(笑)
・phase(フェーズ)2 機能する「形」を作る(day4,day5)
このphaseでは、いわゆる「組織図」をつくっていきます。
その際に、すでにある組織図はいったん脇に置いておき、まっさらな視点で考えてみて欲しいのです。
その際にポイントとなるのはこの2つです。
①5つの機能で整理する
②人に役割を与えるのではなく、役割に人を紐づける
①について。私たちは、すべての組織は5つの機能で整理できると考えています。
・プロダクト(つくる)
・マーケティング・セールス(売る)
・オペレーション(納品する・まわす)
・コーポレート(支える)
・経営
この5つで組織のカタチを整理していくと、とてもスッキリします!
①については、下記の図を参照してください。5つの機能にもとづいて、まず、大中小の
項目で、業務を洗い出します。そのあとに、その業務を行なっている人を紐付けていくのです。
これができると、全体の業務の流れが見える化できるとともに、「組織で起こる問題は人にはなく、人と人の間にある。」(DXO的組織OSの基本思想7)が具現化できるもとになるのです。
【ばんどうコメント】
組織図というと、経営陣を頂点としたピラミッド型で、枝分かれしているもの、がイメージされますよね。
組織のカタチをきちんと整理することで、劇的に業務効率が高まったり、連携が良くなります。ぜひ、試してみてください。
また、各々のチームは、3人以上8人以下で構成するのがおすすめです。
2人だと対立構造になりやすいです。(たとえば夫婦だけで話し合うと衝突しやすいが、子供がいると「子はかすがい」な状況が生まれる)
一方で、8人以上になると、相互のコミュニケーションラインが増えすぎて意思疎通がしづらくなったり、当事者意識が薄れてしまいます。
【まとめ】
第3回では、phase1と2について話しました。
ここでお気づきの方もいると思いますが、3回シリーズだったこのセミナー、最後まで終われませんでした・・・!
ですので急遽、4回目を完結編として行います!
セミナーの終わりには、組織や経営の進化についてもっと学びを深めたい方向けのご案内もあります。
ぜひご参加ください!
☑️お申し込み・詳細はこちら↓↓↓