2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
代表の坂東孝浩が、試行錯誤の様子を日記として綴ります。
進化型組織に進化しているブレスカンパニー。ブレスカンパニーでは勤怠管理を手放しています。
進化型組織などのセルフマネジメントが機能している組織では、誰かに出勤や退勤の時間を決められなくても、各々が勤怠時間を判断できるはずです。
というわけでブレスカンパニーでは出退勤の時間は自由。
就業時間や勤務体系は個別に決めていますが、例えば9〜18時の勤務だとして、9時に出社していなくても誰も何も言いません。
以前は違いました!
しっかりとした勤怠管理をし、「8時から掃除」とか「9時から朝礼」と決めており、1分でも遅刻したらダメでした。
時間にルーズというわけではありません。
打合せやアポイントなど約束がある場合はもちろん時間厳守です。
人に迷惑をかけず、役割を全うしていれば「オフィスで何時間、何分仕事をしたか」ということは問わない、というスタンスを実践してみたのです。
実践後、半年ほどたったある日、スタッフのオオヤマが、日報にこんなことを書いていました。
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毎日、子供の支度を整えて保育園に送って、
急いで出勤するあいだ中、何かに追われて気が立っていました。
しかし、時間の縛りがないだけで子供とじっくり関われる時間が格段に増えました。
とはいえ、9時10分までには会社に着いているので、
その差10分で幸福感がここまで違うとは驚きです。
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本人も体制が変わって結果的に気づいたことなので「10分遅く出社したい」という要望はもともと持っていなかったそうです。
また仮に思いついたとしても、口にはしないでしょう。
大手企業で10年勤めていた彼女には「定時より早く来るのが当然。遅れるなどもってのほか」という常識が染み込んでいますから。
会社の基準に合わせるのではなく、一人ひとりが試行錯誤しながら自分に合った基準を見つけていく。
そしてそれを実践していくことで予想外のことが起きて、とても面白い!
ですが・・・
私自身は、染み付いた常識をアップデートするのに苦労しています…!(苦笑)
《まとめ》
たった10分が、飛躍的に充実度を高める契機になる。
「管理を手放す」「情報の透明化」「給料を話し合って決める」etc.
株式会社ブレスカンパニーでは、進化型組織の実践を“身体を張って“行っています。
さまざまな施策は“実証実験“として行なっており、上手くいったり、失敗したりすることが、手放す経営ラボラトリーとしての知見として蓄積されています。
この「社長の給料丸見え日記」はエンターテインメントとして楽しんでいただきつつ、不用意にマネをしないようご注意ください。
(自社で実践をしたい方はお気軽にご相談ください)