2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
代表の坂東孝浩が、試行錯誤の様子を日記として綴ります。
進化型組織へ進化中のブレスカンパニー。
進化型組織では、情報の透明化が大事であるということを踏まえ、スタッフ一人ひとりの給与や待遇を、話し合いで決めることを実践しはじめて3ヶ月。
決め方や基準は、まだまだ手探りの状態です。
そこで、3ヶ月ごとに給与改定ミーティングを実践する機会を設けました。
先日、一回目の“給与改訂”ミーティングを実践してみました。
3ヶ月間の仕事量や貢献度を共有し、給与が見合っているかどうかを確認していきます。
このミーティングでは自分の希望を言うことはできますが、決定権は同僚にあります。
部下でもない相手の給与に口を出すって・・・なかなかスリリングです!
今回はおおむね適切だったね、ということになりましたが、仕事量が多く金額を増やしたスタッフもいました。
また、新たに入社したスタッフの給与も、話し合いで決めています。
現時点では・・・
1. 年齢別・地域別・性別の給与の平均額を見て
2. 希望の勤務体系や、想定される仕事の量をかんがみ
3. 社内の他のメンバーとのバランスも考慮しつつ
決めています。
とはいえ・・・希望額を言うとか、人の給与に意見を言うのは、なかなか慣れませんね!
みな“人の給与はタブーな領域だ”という常識の中で生きてきたので、ミーティングの空気は、かなりぎこちないです(笑)
給与をオープンにすることの是非は、まだわかりません。
ただ、少なくとも「自分の価値はどうなのか?」「同僚の仕事っぷりはどうか?」といったことについて考える時間は、確実に増えているなあと思います。
自分が他の人の給与を決める立場になるということは、それなりの責任感が生じます。
同時に“同僚から見られている”という感覚は、いい意味での緊張感に繋がっているのではないかと。
スタッフからはミーティングを実践してみて「自分が今している仕事は、見合っているのか?この業務にこれだけ時間をかけていいのか?ということを考えるようになった」といった意見が出てきました。
進化型組織へ進化する中で、こうした実践を積み重ね、当事者意識が磨かれるとよいなあと思っています。
「管理を手放す」「情報の透明化」「給料を話し合って決める」etc.
株式会社ブレスカンパニーでは、進化型組織の実践を“身体を張って“行っています。
さまざまな施策は“実証実験“として行なっており、上手くいったり、失敗したりすることが、手放す経営ラボラトリーとしての知見として蓄積されています。
この「社長の給料丸見え日記」はエンターテインメントとして楽しんでいただきつつ、不用意にマネをしないようご注意ください。
(自社で実践をしたい方はお気軽にご相談ください)