ラボの裏側では、進化型組織手放す経営【デジタルトランスフォーメーション時代の組織デザインDXO】を自らの組織で実証実験しながら進化してきた過程を赤裸々に研究報告します。達成型組織だった組織がしだいに進化型組織へと変貌する過程で実践したことや、それらを運用する際に起こった失敗例や解決策など。これから、組織をアップデートしていきたい!とお考えの方のご参考になれば幸いです。
こんにちは。久しぶりのラボの裏側の投稿です。
主人公は大学3年生のインターン(現在はちょっと違う雇用形態)のトラです。
詳細はこちら→【トラの自由研究006】トラ、インターン卒業。自主経営の大切さ痛感。
ある日、進化型組織手放すラボのメンバーで「手放す経営」の重要コンテンツにおけるミーティングを行なっていました。ちなみに会議はオンラインで行われており、東京のオフィス、福岡のオフィス、自宅、大学の構内からという4拠点でのミーティング。
オンラインといえど、問題なくディスカッションは白熱していて、それぞれが自分の意見をぶつけ合っている状態。
そんな中、普段のミーティングで積極的に発言をするタイプではないトラが突然、「ちょっといいですか?」と。
全員が一斉にトラに注目します。
「なんか、今議論してること自体、手放してないと思います。結局管理しようとしてるのでは?」
その他一同
「!!!!!!」
一気に全員が本質に引き戻されました。
そして、あるメンバーがさらに、
「なになに?もっと聞かせて?」と。
そんなに口が達者ではないトラが、ポツリポツリと自分の意見を話し始めました。
みんなが集中して意見を聞き、そこからさらに充実したディスカッションになりました。
こんな様子を見ていて私は嬉しくなりました。
まず、トラが全員が盛り上がっているディスカッションに対して、全否定してきたこと。
(自分より、実力が上だと認識している人たちに対して、否定する意見を言えるってすごくないですか?)
そして、それに対し、全員が真摯に耳を傾けたこと。
これって、とても価値がある状態だと思います。とてもフラットな状態だな。と実感できました。
この一連の流れを私が喜んでいること自体、固定観念を手放せていない証拠だとも思いますが、世間一般ではまだまだ「女、子供の言うことなんか」と言う風潮は根付いていると思います。綺麗事ではなく、現実に存在します。
フラットな組織づくりに必要なもの、まとめ
こういったフラットな組織づくりをする要素として必要なのは、
1)心理的安全性が担保されていること
※心理的安全性の重要性については「心理的安全性がチーム作りに不可欠な理由」をぜひ!
2)メンバーが多様であること
(今回のミーティング参加者は、女、男、40代、30代、20代、社員、パートナー、パート、学生、世帯もち、独身、DINKS)という年齢、性別、立場が多種多様です。
この2つはキーポイントなのかな。と思います。
皆さんのチームはこの2つはどんな感じでしょうか?フラットな組織づくりをしてイノベーションを起こしたい!とお考えであれば、ぜひ振り返ってみては?
※頭の上に変なもの乗っけてますが、これは別の日のミーティング風景です。