人手不足が叫ばれる昨今。
どこの会社も採用に力を注ぎ、積極的に人材を採用しようとしている中、
注目を浴びているのが採用に即効く「進化型組織」という概念。
採用が難しいと言われるエンジニア職でさえ、
応募をかければたちまち100名以上の応募がある会社が現実に存在する。
そういった会社の共通項は「組織の在り方」にありました。
この記事では、採用に効く「進化型組織」を従来の組織の在り方と対比して解説していきます。
(※「ティール組織」の解説はこちら)
私たちの考える「進化型組織」「新しい経営スタイル」の特徴とは?
・上司がいない。上下関係がない。
・売上目標、事業計画がない。
・社長や役員を選挙で決める。
・給料を社員同士で話し合って決める。
こういった今までの常識では理解できない会社組織が誕生している。
例)ティール組織 ホラクラシー 自然経営 手放す経営 と呼ばれる組織のスタイル
(※「ホラクラシー 」の解説はこちら)
組織をスマホにたとえると
社員教育、人材採用、目標管理は、アプリ。
では、OSにあたるものは?
主にMicrosoft Windows、Android、macOS(OS X)、iOS、などがある。
現状、組織のOS(オペレーションシステム)は、経営者(トップ)を頂点とした、
階層型、ピラミッド型の組織。
いわゆるヒエラルキー型組織。
こういった組織は、会社が業績目標を定め、上司は部下やチームを管理・評価するのが一般的。
組織OSに注目する理由
組織の課題で多いもの。
・採用できない
・社員が育たない
・定着しない etc.
これらの組織課題の解決方法はアプリの活用が中心。
ここでいうアプリケーションとは…
採用できない→「求人媒体を変える」「リクルートサイトをかっこ良くする」など
社員が育たない→「社員研修の実施」 「ブラザーシスター制度などの導入」など
定着しない→「福利厚生制度の見直し」 「コミュニケーションツールの導入」など
こういった解決策を用いて、組織が抱える課題にアプローチしていました。
しかしそれだけでは、本質的な解決はできない。
スマホのように、OSをアップデートしなければ新しいアプリケーションを試してみても、
適応しない、使えないのではないだろうか。
ここでいうOSが「組織の在り方」だ。
進化型組織で採用力が向上する
組織のOSをアップデートすることで採用力が格段に上がり、
優秀な人材がこぞって応募してくるケースがある。
優秀な人は、やりたいこと、やるべきことが明確であり、
自分より優秀かどうか分からない上司の指示も必要とせず主体的に働きながら会社に貢献していく。
そういった人材が嫌うのが、主体的に働くことを嫌う組織。上意下達の指示系統。
承認を必要とし、スピードの上がらないプロジェクト。
その逆の組織があれば優秀な人材はこぞって応募する。当然のことだ。
優秀な人材がたくさん応募してくるだけでなく、
その優秀な社員が最高のパフォーマンスを上げることができる組織OSが進化型組織だ。
まとめ
現状の組織を急に改革することは大変。
まずは、部署、部門単位、小さな組織から部分的に、
など、組織に応じた導入方法を考え、導入を推進していくのが良い。
組織改革推進中の会社のケーススタディはこちら。(随時更新)