ティール組織という概念をカタチにするフレームワークと言われている「ホラクラシー」。
それを実践しているITベンチャーの勉強会に参加してきた所長、坂東。 勉強会での気づきを語ります。
(※「ティール組織」の解説はこちら)
(※「ホラクラシー 」の解説はこちら)
だけど、「ティールっていうのを実際に進めようとしたら、こういうやり方でできますよ」っていうフレームワークのひとつなんだよね、ホラクラシーっていうのは。
で、すごいバシッとカチッと「こういうもんです」っていうのが決まってんの。
「則ってる」っていうのは、本当にわかりやすくいうと、ホラクラシースタイルっていうのは何が大事かっていうと、「憲法」をつくると。これが決定的に大事なポイントになってて。
で、たとえば福岡市とか、横浜市とか、地方にそれぞれ行政区があって、国には法律があって、「福岡市ではここまで決めていいですよ」とか、「この中では自由に自分たちで決めていいですよ」っていうのが決められてるじゃん?枠がさ。
それは法律によって決まってんだよね。だから、その法律の範囲内では自由にやってるわけよ。つまり権限が委譲されてるのよ。 なので、福岡市でたとえば「スタートアップに力入れます」とか「こういう取り組みやります」みたいなのが、予算とかも決めるじゃない?
決めたときに、安倍さんが「いや、それ、やっぱだめ」みたいな、って言わないじゃん。
「その予算はおかしいから、もうちょっと目標設定ここにして」とかないじゃない?それは法律によってちゃんと「権限がここまで」っていうのは決められてるから、それは安倍さんであっても侵すことができないっていうふうにちゃんと決まってるっていう。 だから地方分権が成り立ってるっていう。
そんなに分権は成り立ってないんだけど。 で、このホラクラシーっていうのも会社の憲法をつくって、「このチームはここまで決めていいんですよ」とか、あとは物事の決め方、会議の進め方とか、上手くいかなかったとき、トラブったときの対処法とか、そういうのがぜんぶ決まってて。
よく最近iPhoneでたとえるんだけどね、iPhoneってさ、OSがどんどんアップデートされるじゃん?あれを昔の5とか使ってたら古すぎてそもそも動かないし、新しいアプリとか入れられないじゃん、古すぎて。
だけど、そもそもアプリが動かねえじゃんと。 あるいはiPhone自体の動き超遅いじゃん、それってアプリを変えてもどうしようもない、OSを変えないといけない。ということだと思うんですよ。
で、そんなこと誰も思ってないじゃない?で、マネジメントっていうのもアプリだと思うのね。
今の組織とか今のこの日本の状況に、組織OS、いわゆるヒエラルキーが合ってないんですよ、もう。古い。
すべてじゃないんだけど、非常にひとつの組織OSとしては納得感もあったし、おもしろかったなっていう。