多様な働き方や雇用形態での関わり 管理が少ない、フラットな関係性 well-being、サステナビリティの追求 etc. 最先端の会社のスタイルだと言われるコミュニティーカンパニー。 手放す経営ラボラトリーはそこにチャレンジしていきます。 経営権を手放す決断をしたという、所長の坂東。 事業は諦めたのか?ヤケクソなのか? 本心を語ります。
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坂東:現在「手放す経営ラボラトリー」を運営している株式会社ブレスカンパニーがこれから変わっていきます!まず最初に着手したのが、取締役を増やしましたという話。そして次に着手するのが「株主が増える」ということです。
小野:現時点で、株主は社長である坂東さんだけ?
坂東:他にもいるんだけど、議決権を持ってないんだよね。株だけ持ってて、実際に会社の運営方針に決定に絡めるような権利はないという状態。だから現実的に会社の重要な方針を決める権利を社長である私しか持ってないです。
で、今回この議決権付きの株主を増やしていこうと。既に株主になりたいと手を上げてくれてる人はいるんだけどね。それによって法的にも「みんなの会社化」をしていきます。具体的には、今私の持ってる議決権が100%なんだけど、34%以下にしていくことで私が最終的に色々決められない状態にしていきます。
小野:どんな心境なんですか?わざとそうさせてるんですよね。
坂東:そうですね。すごい反対されるんですよね。周りの経営者の先輩たちは株を持ち合って会社作ったけど、結局後でもめちゃったとか。みんな自分の体験談から心配してくれてるんだよね。何かあった時にコントロールが効かなくなるから。お金の状況で人は変わると。いい時はいいんだけど、苦しくなったり会社がうまくいかなくなることもあるじゃない。そういう時、人って変わっちゃうよって。言われたりして、そういう実体験をしている方の話は重い。説得力がある。
小野:でも坂東さんが思い描いている未来はそうじゃないんでしょ。それを手放すことによって、よりごきげんな人と組織が増えるだろうと思って決めたんですよね。
坂東:リスクやデメリットはあると思うんだけど、良いことの方がより大きいだろうと仮説として思ってる。
小野:CMでも流れてるけど、「リスクを犯さないことが最大のリスク」だって。
坂東:CMからきた笑。
小野:いや、かっこいいーと思って。たしかになって思います。一歩進むのか、それとも止まり続けるのかでかなり違うな〜。
坂東:その言葉で言ったら、もう1つ好きな言葉があって、成功の反対は何か。
小野:失敗じゃないんですか?
坂東:違います。「成功の反対は何もしないこと。」こんな言葉があって、私はその言葉が好きで、さっきの小野さんが言った言葉と近いと思って。成功の反対は失敗じゃなくて、何もしないこと。そうはなりたくないんだよね。
挑戦してうまくいくかは分からないけど、何もしないっていう人生は送りたくないんですよね。挑戦して失敗することの方が多いと思うんだけど、その先にしかうまいくことはないと思うから、そういう意味ではあまり他の人が手をつけてないことの中で、私がやりたいと思ったことはやっていきたいという感じ。
小野:失敗から気付けることの方が多いですもんね。
坂東:それしかないんじゃないかなって。
小野:何においてもたくさん失敗している人こそ成功してません?ずっと成功してる人ってきっと見えないところで失敗や挫折もし続けているんでるよね。
坂東:そう。だから成功者って誰よりもたくさんチャレンジしてる人と思う。チャレンジしてる数が多い。失敗の数は目には見えてないけど、失敗王だと思う。そう思うともっとチャレンジしないとたどり着きたい所に行けないよなと思って。失敗したい!と思ってるわけじゃない。
今回、株主を増やすという時に、今までの一般的なあり方と違うところは、株を持つことに経済的なメリットがないのが一番の特徴。
一般的には株主になると経済的なリターンを求めるよね。
小野:今後成長しそうな企業の株を持ちたいですよね。
坂東:そうそう。だからお金が目的になりやすい。
それは当然のことなんだけど、そうなると「投資したけど増えない」というのが揉め事の種になる。
株を売る時に、100万で買ったけど、今はいくらになるの?300万?500万?高くなってるんじゃない?とか。僕たちは株主を増やす時、基本的には私たちの思い、在り方に「共感」して出資してくれる人を募集したいと思っています。そもそも時価総額をあげないでいようと思ってるので、経済的な損得で動く人は寄ってこないと思ってます。となると、そんなリスクは少なくなると思ってますね。
僕たちの想いは置いといて、こんな感じで出資してくれる人がいるかどうか?という話なんだけどね。苦笑
小野:でも、いますよね。もうたくさん声が聞こえてきてますよね。
坂東:もう十数名は手を上げてくれていて、ありがたいなと思っています。
そうそう、先日おもしろいことがあって。
ある人から、「坂東さんって色々手放してきて、今回は経営権を手放して、経営を諦めようとしているのかなと思ってたけど、そうじゃないんですね」って言われたんです。
「手放す」ということが「放置する」とか「諦める」と捉えてる人が多いかもしれない。
小野:「手放す」という言葉をどう捉えるかですよね。
坂東:僕もそんな人が横にいたらそう思うかもしれない。お坊さんって俗世間の煩悩を捨てて悟りの境地になると、欲がない感じになるじゃない?そのように捉えらると。成長と結びつかないじゃない?
でも僕的には全く逆で、手放した方が成長できる。もっと大きなことができる。
僕の描いている夢にもっと早くたどり着けるという確信がある。だから手放すんだよね。
そういう話をしたら感動してくれた。
小野:そんな意味合いが伝わってない可能性がありまあすよね。私たちは常にそんな話を聞いてるから分かるけど。
坂東:誰かに任せるのではなく、仲間が増えた方が早く遠くまでたどり着けるよって、この一年もその実体験をしてきたし、株主という仲間が増えた方がもっと面白いことができる。もっと大きいことができると本気で思ってるんですよね。そういう意味で、やりたいことは手放してない。
やりたいことをやるために経営権は手放す。その方がやりたいことが実現しやすくなると思っているから。
今後は、「コミュニティーカンパニー」がありたい姿なんだけど、「みんなの会社って何なの?」とか、「コミュニティー型の組織ってどういうことなの?」という質問をよく受けます。
世の中にそういう会社がないからイメージがわかないと思うけど、武井さんが講座をしてくれるのを見てもらいたいです。そして、出資してみたい!と思っていただける方がいらっしゃったら個別にお問い合わせください♪
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