弊社のインターン生トラ君は大学2年生。
高校は野球の推薦で宮崎の強豪校に進学。
高一の夏に県大会決勝まで進んだ後も、甲子園を目指して野球に明け暮れる日々を送っていたそうです。
練習の中身もさることながら、当時の監督自身がめちゃくちゃ厳しかったらしく
「練習が5時間あったら、うち4時間半は怒鳴られていた」そう。
(これが会社なら即パワハラでアウト!笑)
「当時は『一番キツい思いをしたヤツが甲子園に行ける』と信じていたので、
それが当たり前だと思っていた」とトラ君。
確かに、上手くなるためには、人一倍練習する必要があります。
また、高い目標を掲げ、ハッパをかける管理者がいた方が、より高みに到達しそうです。
しかし・・・
「でも、叱られるのは嫌だった。だから練習中は傷つかないように感情を押し殺していた。」
「試合では、対戦相手ではなく監督との勝負だった。監督の顔色ばかり気になっていた。」
「練習ではいかに怒られないようにするかに腐心していたから、楽しくないし、練習後はグッタリして自主練をしようという気にもならなかった。」
個々の人間性より目標達成が優先。
結果のためには努力と忍耐、与えられた役割を忠実に全うすること。
そうした合理性に偏った手法は、もはや限界です。
同じハードな練習をするにしても、じっぱひとからげに叱るのではなく
個々の人間性を受け入れ、徹底的に主体性を引き出す環境づくりをした方が、
従来型マネジメントを超えるチームパフォーマンスを実現しうる。
それがこれからの組織づくりのアプローチなのです。
「会社では感情を押し殺している」
「取引先よりも上司の顔色ばかりが気になる」
「仕事中はいかに怒られないようにするか、ミスしないようにするかに腐心している」
もしも、部下がこういう状況だったら?
トラ君は高校時代の経験から、“手放す経営”にすごく興味を持ってくれていて、勝手にイベントを企画したり、新規事業を構想したりとスイッチが入りまくっています(笑)
《まとめ》
部下に対する理不尽な叱る行為、強制された目標達成や、納得感のない辛さは、もはや受け入れられない。