2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
大人の言うことは、絶対だった
大学生になり、大人の方々と関わる機会が多くなりました。
自分より年上の人の言うことはよっぽどのことがない限り受け入れます。
どうも僕は従順な子供だったようで、
学校の先生が言うこと
部活動の監督が言うこと
お父さん、お母さんの言うこと
全て正しいと思って違和感なく、受け入れてきました。
絶対的な存在として、僕の前に大人が存在していました。
先生も、監督も、もちろんお父さん、お母さんも。
バイト先の店長との対立
先日、アルバイトを辞めることにしました。
僕はインターンなどの活動をしている中で将来に向けて何に時間を使うべきか、どんな環境に身を置くべきかを考えるようになりました。だから、大学1年生の頃から続けてきたアルバイトを辞めて、その時間を自分の成長につながることに使いたいと思ったのです。
その旨を店長に伝えると、今までの僕の行いを厳しく指摘されました。例えば、お酒が苦手な僕の接客の仕方など。
僕は、「2年間一緒に働いてきたのに、そこまで言うか?」と少しショックを受けましたが、
尊敬する方でもあったので、「僕が悪い。改善すべきだ。」と思いました。
今まで、僕の前に立ちはだかってきた絶対的な「大人」と言う存在がそう言うからです。まずは、全て受け入れるべきだ、と。
今までの従順な自分とは違って心に引っかかるものがありましたが・・・
後日、アルバイト先の店長とは家族ぐるみでのお付き合いがあったので、母にも報告することにしました。
すると、「あんたは悪くないんじゃない??今までも、無理難題を受け入れてたじゃん?お母さんは十分貢献してきたと思うよ。」
と言われました。肩の荷が下りたような気がしました。
確かに、僕も悪かった部分はあると思いますが、今回は受け入れられないものもかなりありました。
自分にとって影響力のある大人の言うことが必ずしも正しいわけではない。
冷静に事実と照らし合わせたり、第三者の意見を聞くなどして、自分なりの考えをしっかり持っていくことが、これから先は必要だと強く感じました。
年上の人=正しい
と言う固定観念が崩れていきました。
しかし、好きな人や周りから慕われている人に「あれ?」と違和感を抱いても「自分が間違っている。この人の方が長く生きているから正しい。」と思ってしまう癖はまだまだ抜けません。
このままだと、組織に所属した時に、特にトップの言うことは正しいと思い込んでしまいそうだと僕は思いました。
素直であることと、従順であることは違うのかな?と今回の件を機に考えることができました。
今までは、自分の考えは抜きにただ従っていただけ。
ある意味楽だったのかもしれません。
素直さは大切にしながらも、当たり前を疑う、良い意味で「疑いの目」を磨いていきたい。その上で、自分の考えをきちんと持ち、伝えていく必要があるのではないかと思いました。