2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
代表の坂東孝浩が、試行錯誤の様子を日記として綴ります。
決算や給与も含めて情報をオープンにする「手放す経営」。いわゆる進化型組織です。
なぜ、そんなことを実践しているかというと・・・
情報を見える化した方が、サボりづらくなるからです。
例えば「食べログ」は、実際に食事した人の評価が見える化されていますよね。
個々の情報の信憑性の是非はあるにせよ、不特定多数の口コミが積み重なると、それなりの“信頼性”がうまれます。
これまで、お店のスタッフは「今日は店長が休みだから適当にしちゃえ!」といったことが可能でした。
でも今は、いつ誰に何を書かれるか分かりませんから、気を抜きづらくなります。
またライドシェア(相乗り)のアプリ「Uber」も同様。
「見ず知らずの人の車に乗って、危なくないのか?」
と心配になりますが、Uberでは利用した人がドライバーを評価する仕組みがあり、それが見えるかされています。
ですから、ドライバーの評価が低ければ選択しなければいいし、逆にドライバーは評価が下がると仕事になりませんから変なコトはできない。
私も昨年海外で何度も使いましたが、タクシーよりよほど車内も清潔だしマナーも紳士的でした。
話を戻すと・・・
社内での評価は、クローズな情報で、当事者と上司の間だけでやりとりがなされるケースが多いと思います。
その場合、社員にとって大事なのは、評価者である上司。
極端な話、同僚にどう思われようと、上司の評価さえ得られればOKなわけです。
同僚からの評判は最悪なのになぜか評価が高い人って、いますよね。
そうした“歪み”は、食べログのように見える化してしまえば解決すると考えました。
自分の待遇が見える化され、しかも定期的に話し合いで改訂するとなると、日常の周囲の評価が問われることになります。
もちろん私も同じ立場ですから・・・
自分のパフォーマンスは、以前よりもずっと気にするようになりました!
が、がんばります(汗)
《まとめ》
インフラの進化で、情報は劇的に見える化され、隠しづらくなった。
隠れるところがなければ、人は悪さできない。以前に比べ、進化型組織を実践しやすい環境は整っています。
「管理を手放す」「情報の透明化」「給料を話し合って決める」etc.
株式会社ブレスカンパニーでは、進化型組織の実践を“身体を張って“行っています。
さまざまな施策は“実証実験“として行なっており、上手くいったり、失敗したりすることが、手放す経営ラボラトリーとしての知見として蓄積されています。
この「社長の給料丸見え日記」はエンターテインメントとして楽しんでいただきつつ、不用意にマネをしないようご注意ください。
(自社で実践をしたい方はお気軽にご相談ください)