既存の組織を進化型組織へと進化する伴走者であるDXOインストーラー。
そのDXOインストーラーを養成するのがDXOインストーラー実践会。
ただ、その中身は意図せずベールに包まれている・・・。というわけで、今回はDXOインストーラー実践会を体験した4名にお集まりいただき、ざっくばらんな座談会を行います。
座談会を通じて、DXOインストーラーって何?DXOインストーラー実践会、気になってるけど実際にどんな人たちが何をやるのかが見えないから不安!
そんな疑問や不安を解消したいと思います!
座談会参加者のプロフィール
化粧品会社経営してますが、現在は90%の作業を手放しています。
インストーラーpro一期メンバー。DXOのインストールが楽しくてしょうがないアラフィフです。
介護事業コンサルタントをしています。最近「介護事業のここが知りたい 運営と経理の実務」という本を出版しました。
インストーラーpro一期生で、インストーラー実践会終了後、proインストーラーとして2社のDXOインストールに携わってます。
企業向けの研修やカウンセリングを実施する会社を経営しています。
インストーラpro一期。インストーラー実践会後、DXOインストールの現場にオブザーバーとして参加したのち、DXOインストールを実践中です。
創業メンバーとして人材開発/組織開発のスタートアップ期を経験。その後、事業会社の人事を担当しながら、傍ら個人として人の意識変容/組織の進化/社会のパラダイムシフトにかかわる諸活動を邁進中。
インストーラpro三期、4期のドライバーとして活動しながら、DXOインストールの現場にサブファシリやオブザーバーとして参加しています。
手放す経営ラボメディア編集長をやりながら複数の会社で組織づくりに携わっています。
インストーラー実践会に参加したきっかけ
しゅり:経営している会社で、ティール組織の体感ワークショップを開催していて、そこに参加された方に手放す経営ラボを紹介されたんです。手放す経営ラボに入ったらもっと勉強できて深まりますよって。で、参加してみよう!という。それがきっかけですね。
アヤコ:参加者からのおすすめっていうのが面白いですね。
むつみ:僕は、ビュートゾルフっていうオランダの訪問看護の会社であって、業界では有名。
当時はビュートゾルフの会社運営の仕方より、売上利益がすごい!という評判が先でしたね。そのビュートゾルフが、ティール組織の本に事例として載っていたんですよ。
それでティール組織のなんたるかが分かれば介護の現場と相性がいいんじゃないかと思い、情報収集していたところ、ちょうど手放す経営ラボが「進化型組織のつくり方セミナー」を開催していたので喜んで参加したのがきっかけですね!
そら:私は2020年末まで人材開発/組織開発のコンサルタントとプログラム開発を長年やっていました。人の意識変容と組織の進化に向けて理想を求めて頑張っているのに、当時の感覚だと「結局何も変わらない」っていう絶望があったんです。じゃぁ一体どうすればよかったの?という自分なりの解を求めて、数知れずの場に出向いて探求してました。
その一つとして、元々自然経営の本で大ファンになってた武井さんとの繋がりで、「進化型組織のつくり方セミナー」を知りました。セミナー参加の後、そのまま実践会にも参加したのがきっかけです!
アヤコ:進化型組織の作り方セミナーにピンと来た方が多いですよね〜。
そら:そうそうそう。「あり方」と「やり方」を同時に触れられる場がなかなか見つけられなかったんで。これは良い!って感じでしたね。
DXOインストーラー実践会。いったい何をするの?具体的に教えて!
アヤコ:みなさんがピンときた「進化型組織のつくり方セミナー」はDXO(経営を進化させる実践書)が元になっていて、DXOの解説セミナーとも言えるんですが、DXOインストーラー実践会では、具体的にどのようなことをするんでしょうか?
ぬい:DXOは13回のワークショップを行っていくと、組織が自然と進化型組織になるというコンセプトなんですが、やっぱりテキストで説明しても実際はよく分からないと思うんです。だから、実際にDXOを体験してみましょうっていうのが、インストーラー実践会なんですよね。
しゅり:体験っていうところがポイントですね。
そら:「あり方」が整う、そして「やり方」は体験する中で感じる。
しゅり:想像しているだけではなかなか腑に落ちなかったんですが、そこを擬似的に体験することで腑に落ちてくる。
アヤコ:なるほど。実際DXOのワークショップを企業の社員の立場で体験する場っていうことで大丈夫ですか。
むつみ:そう。体験、体感ですね。
アヤコ:それは誰がインストールしてくれるんですか?
ぬい:2期で実践会に参加した人が、次の3期の人にインストールするような流れです。
アヤコ:先輩が後輩にインストールするんですね。
先輩は実際にインストールする体験もできるような設計なんだ〜。
ぬい:どっちも体験するのが大事です。
アヤコ:ではまずインストールされる側の時、どういう体験をすることができました?
むつみ:実践会に参加する前は、このDXOテキストにガンガン赤ペンで書き込んでいこう!って意気込んでたんですが、開始30分ぐらいであれ?なんか違うわって。
考えることは置いといて、まずここで起こっていることを感じるのが先。
感じたことを、振り返ってあの時こうだったからこう感じたんだって。
それを赤ペンで書き込む。
だから最初思ってたんと違う!って多少焦りましたね。
アヤコ:面白いですね。でも30分でスタンス切り替えられるのがさすがですね。(笑)
どんな人が参加してましたか?
ぬい:もうバラバラ。老若男女、男女比も半々ぐらい。大企業勤めの人もいるし、経営者、フリーランス、主婦。本当にバラバラ。
アヤコ:老若男女様々なバックグラウンドをお持ちの方が、何を目的に集まるかっていうと進化型組織に興味があるっていうところなんですかね。
そら:「ごきげんな人と組織」っていうのが共通点だと思います。
私の同期の3期生は自社でやってみたい人や、組織開発の仕事をしていて自分も企業に提供する人になりたいっていう人が多かった気がします。
アヤコ:会社に所属しているは、人事部の人?
そら:そうですね。経営者か組織開発担当の方がいらっしゃいましたね。
アヤコ:二週に一回というスケジュールで、予習復習も必要ですか?
しゅり:強制はないです。ですが、自主的に参加者で集まって、あの会話はなんだったのか?みたいな振り返りが自然発生しましたね。
わりと頻繁に集まってた感じはするんですけれど、やらされ感っていうよりは、習得したいとか理解したいっていう気持ちで勝手に集まってましたね。
アヤコ:そらさんは3期生なので、ちょっと進み方が違いましたか?
そら:今みなさんの話を聞いて、1期、2期とブラッシュアップを経て、3期はかなり整った環境でやったのかなって理解しました。(笑)
私達もチームによっては自主開催をやってましたね。やりたいっ!ていう思いがあって自主的に集まってました。
ぬい:そもそも企業向けのDXOインストール自体、何か一方的に教えるんじゃなくて、ワークショップをしながらみんなで一緒に考えるっていうスタイルなんですね。
だから、実践会もインストールする側、される側には分かれるんが、テキストの内容をレクチャーしたりは一切ないし、予習、復習の感覚も受けてる人にはないと思います。
とにかくワークショップをみんなと進めていく体験をする。それが2週間に1回だけじゃ足りない場合は、集まる。そんな自然な流れの繰り返しなんですよね。
そら:自主開催する回数も何を深堀りたいのかもチームによって全然プロセスが違うのが面白かったですね。
アヤコ:同じワークショップをやるにも関わらず集まるメンバーによって異なったプロセスを経るって面白いですね。
実際に企業にDXOをインストールする時も教科書通りにはいかないことが実践会の中でも起こるっていうことなんですね。
むつみ:そうそう。例えば「言葉」を作るワークで、一旦出来上がっても、なんか違うよねってなってそこからほじくり始めて、ちょっと時間ないから来週もやろうか?って。で、やったときに、「これ!これ!」みたいな瞬間が訪れる。やっぱり今日やってよかったな〜っていうのが繰り返されてましたね。
アヤコ:2週間に1回、さらに自主開催もしながら、3、4ヶ月過ごしていく。そんなプロセスを経て参加者の関係性がすごく濃いものになっていくんだろうな〜と感じました。
DXOインストール実践会。体験した感想を正直に教えてください!
アヤコ:実践会をやってみて正直な感想を聞かせてください!
むつみ:今までこういう学び方をしたことがなかったから戸惑いましたが、結果的にこれはこのやり方じゃないと理解できないんだろうなって納得しましたね。
これは体感してみるのが一番早いと思います。
アヤコ:体感してみてどうでした?
しゅり:良かった。私は本当にすごく心地よかったんですよ。
これまで社会の中で居心地の悪さを感じていたところへ、個人的にはこれが答えのような気がしています。
DXOは「やり方」なんですけど、やり方の奥に「あり方」に結びつく体験があって。
そら:たしかに。「やり方」なんだけどワークショップでやってるのは、それを通して「あり方」が整っていく。全部じゃなかったかもしれないけど私は体得した感覚がありました。
あとは、意志決定の仕組みと文脈形成のプロセスを味わえたのが、すごく豊かな体験でした!
むつみ:1期と2期でいわゆる、インストールする側とされる側の両方を体験する中で、される側の時には理解できてなかったところが、2期では俯瞰して見ることができて「そういうことだったのか」っていう気づきの連続でしたね。
アヤコ:どっちの立場も経験できるのがいいですね。
そら:うん。どっちの立場も経験してからこそ見えてくるものがあるだろうなって。私は実践会でインストールする側を経験するのはこれからなんですけど、すごく思います。(笑)
される側を体験する際には自分がオーナーシップを持った時に場に何が現れるのかぜひ体験してほしいし、する側を体験する際には、場にいる一人ひとりのオーナーシップと場に現れることを信頼した時に何が現れるのかぜひ味わってみてほしいです。
あとはド変人な仲間たちと繋がれるのも、生涯の財産になると感じてます。(笑)
DXOインストーラーproとして現場に出る。どんな感じ?
アヤコ:1期のお2人は実践会を経て、今は実際に企業さんに、DXOのインストールを実践しているわけですが、インストーラーproのやりがいを教えてください!
しゅり:いちいちいろんな場面で感動するんですよね。一緒に働く仲間たちのバックグラウンドを知るワークショップがあるんですが、参加した社員さんが「仕事中にこんなに心震える体験ができると思わなかった」って。「今やっと○○さんに理解されたと感じた」って涙を流す方がいらっしゃったり。
参加したみなさんが「これが私の働く道だった」って見つけていかれるんですね。そんな場に一緒にいられるのが本当に幸せです。
アヤコ:涙を流すほどなんですね。すごい。今まで分かり合えなかった方々が、DXOをきっかけに分かり合える。その場に立ち会うことができるのはすごい。
しゅり:本当に感動なんですよ。
ぬい:僕も現場が楽しくてしょうがない。実践会もいいんですが、やっぱり実際の現場がもう本当に楽しい。
アヤコ:何が楽しいんですか?プレッシャーとかないんですか?ちゃんとインストールできるかな?みたいな。
ぬい:そう。普通はあると思うんですよ。
費用もいただいてるんだから、その責任は当然感じてるんですけど、「正解はこれです」って伝えてそれを理解してもらうことが仕事だとつらいと思うんですが、「僕も正解は分からないけれど、何かあるはずだから一緒に考えましょう」っていうただただそんなスタンスなんですよね。
一緒に考えた中で「これだったんだ」っていうのが見つかったときの感動を毎回味わう。だからプレッシャーがないわけじゃないけれども、ただただ楽しい。
しゅり:なんか宝探しの気分ですね。
むつみ:実際の企業に行くとワークショップにアサインされた方々は「DXOしよう!」って来てるわけじゃなくて、普段の忙しい仕事の中で時間を作ってきてるんですよね。だから当たり前ですが、最初はアウェイ感がありますし、そんな中進めていくことに心配ではあるんですが、結果、実践会と同じような感じになったやんって。本当にびっくりしました。
ぬい:企業向けDXOインスールの現場ではインストーラーとして3人1チームで動くんですよね。だから現場が終わって、先方の会社から出た時に「あれすごかったね」って感動を一緒に味わったりできるのも、ありがたいし最高だと思っていて。なんかもう「楽しい」しか言えないです。
▲実際の座談会の雰囲気を15秒だけどうぞ。
アヤコ:何それ、すごいー!!
ぬい:現場を重ねていくと、ちょっとずつコツというかテクニックが溜まってくる。それぞれいろんな経験をしてるからそれを持ち寄ることでどんどん深まっていきますよね。
むつみ:うん、それありますね。
アヤコ:実践会が入り口で、まず、DXOインストールされる側をやった後、インストールする側をする。その後、実際のDXOインストールの現場にオブザーバーで入って、ついには自分が仕切ってやってく。そんなステップがあるんですね。
インストーラ実践会を終えた後も仲間として繋がり続けるから、そこに知識や経験が溜まっていく。その知見がお客さんにも還元される。さらにはDXOインストールは基本的に3人1チームで行くから、孤独じゃないってのも魅力ですよね。
コンサルタントって1人で完結することが多い印象ですが、いろんな経験を仲間とシェアできる。
これら全ての入口がDXOインストーラ実践会なんですね。
実際にインストーラproとして活動しなくてもいいわけですよね。自分の会社に取り入れたいっていう人もいらっしゃる。いろんな使い方があるし、いろんな関わり方があるんですね。
みなさんが、シェアしてくれたことでインストーラー実践会に参加しようか悩んでいる方の後押しになると思います!案ずるより産むが易し。
ぜひ、お待ちしています!
みなさん今回はありがとうございました。