手放す経営ラボラトリーはなんのために存在しているのか? そうした、大切にしている考え方(理念)を、話し合いで決めるワークショップを行いました。 計12時間におよぶ話し合いの末に爆誕した「why」「what」「how」。 その生々しい様子をギュッと凝縮してお届けします。 理念が誕生する現場をぜひ追体験してください!
■経営のアップデートを実践したい経営者のための学び場「手放す経営アカデミア」
■手放す経営ラボラトリーでは、“ティール”“ホラクラシー”など進化型組織や最先端の経営スタイルを研究。また、組織を新しくアップデートしていきたいという企業の支援をしています。
■経営のアップデートを実践したい経営者のための学び場「手放す経営アカデミア」
■デジタルトランスフォーメンション時代の組織デザインプログラム「DXO」
■オンラインコミュニティー「手放す経営ラボ」 https://www.facebook.com/groups/tebanasu.lab
■twitter @tebanasu_lab
坂東:「今回はある動画をご覧いただきたいんですけども、私たち手放す経営ラボラトリーで今あるプロジェクトを進めていまして、それは私たちが開発した組織を進化させるプログラムDXOというんですけど、そのワークショップを手放す経営ラボラトリー、私たちに対して行ってる。私たち自身が実践しているということをやっています。去年2020年の5月にしたんですが、1年近く経って改めてやってみよう、更にアップデートしてみようということでしています。その中でまず言葉を整理する、組織の中で大切にしている考え方を言葉としてまとめるというワークショップがあるんですけれども、それを行った内容を抜粋していますのでそれをご覧いただきたいんです。私たちは大切にしている言葉を、why/what/howという3つの言葉で整理することをやります。whyというのは何のためにということです。存在目的です。what、何を?ですね。世の中にどんな価値を提供するのかということ。それからhow、その価値をどのように提供するのか、どのようなスタンスで提供するのか。whyとwhatとhowの3つの言葉で整理をしていきます。それを実際に行ったんですけども、それがたっぷり時間をかけたこともあって何と12時間かかりました。3日間に分けて合計12時間のワークショップでこの3つの言葉を紡ぎ出したということで、12時間全部ご覧いただきたいんですが、それは誰も見る人がいないと思いますので6分くらいにぎゅっと凝縮してます。そのプロセスをぜひ見ていただいて、会社にとって大切な考え方を誰からが決めるんじゃなくて、自分たちで決めていくんだっていうことをどのようなプロセスを経て言葉に落としていくのかという過程を体感していただきたいと思います。このMTGに関わっているのは手放す経営ラボの中でこのプロジェクトに関わりたいと言っているメンバーです。それではどうぞご覧ください。」
howについて
乾:「howからいきましょう。今出てきているのが、らしさのジャムセッションっていう姿勢を大切にしましょうっていうところですね。」
坂東:「ジャズはすごくイメージが私の中にはもともとあって、即興でその場でつくりあげていく一期一会のセッション。アドリブもめっちゃありだし、楽譜に従ってきちっとという音楽とは全然違う。だからジャムセッションっていうのはすごく合いますね。個性のジャムセッションとか。」
奥野:「ジャムセッションはジャズに限らず、ロックなど他のジャンルでも。」
しゅり:「もっといいですね。」
坂東:「確かに。ジャズに限る必要がない。」
乾:「え、らしさのジャムセッションいいんじゃないですか。お互いのリスペクトがないとセッションが成り立たないし、私たちが大切にする姿勢はらしさのジャムセッション。」
尾木:「しっくりきますね。」
whatについて
sha:「価値のところは、ぬいさんが言ってたところですよね。かいほうされた組織構造をデザインすることが最初のトリガーになっていて、うちのチーム、大体それそのものとか、その周辺とかがみんな言ってて、そのへんだねって話にはまず最初になりました。で、その中で具体的にどこかね?って言ったときに開放って開く言葉だけで書いてましたけど、それだけじゃないよねってなった。他の解放、解き放つ方。エネルギーがスパークするみたいな、そういう解放もなんじゃないか。それだったら2つのかいほうだねという話になり、かいほうは調べてみると他にも快方とか、解法も使えるから、これだったらローマ字のかいほうがいい落とし所ではないかということになり、その下ですね。KAIHOUされた組織がいいんじゃないかという落ち着きになりました。」
坂東:「すごくいいと思うんですけど、社会が手放す経営ラボから受け取るものは?だったら、KAIHOUされた組織でいいんですけど、受け取る価値は?ってなると、組織って価値っていうかもうちょっとモノじゃないですか。でも、私たちはKAIHOU提供してますよっていうのは、すごい色んな意味でとれますもんね。」
乾:「KAIHOU wayってKAIHOUの道だからいい感じするけどな。」
坂東:「一旦いいんじゃないですか。KAIHOUで。並べてみてもしかしてちょっと調整するかもしれない。」
乾:「じゃぁ、whatはKAIHOUで」
whyについて
大山:「ざっくり言うと、やさしい組織が増えるって前あったじゃないですか。やさしい組織を増やすじゃなかったことと同じで、変容っていうキーワードは、昨日のミーティングの中でもすごく色んな人たちから出てきたから、変容っていうのは1つキーワードなんだろうと。だけど、変容促進とか、結果変容してるとかいう表現ないかなぁって模索してた時に、hey!変容っていうのが出てきたっていう。」
坂東:「促すでもなく、サポートでもなく」
大山:「それに対してhey!変容って言うと、いっしーがそれはオレンジパラダイムだろって言われて、heyも変容しろよ、っていう圧力を感じるらしく、「あら、変容」って」
石野:「僕は、変容しちゃったというニュアンスで言っていましたが、それに対してshaさんがあら、という言葉を入れましたね。」
坂東:「誰に当てるかっていう。優しい組織っていうと、ごきげんっていうのは私自身の人生とか、毎日もできるだけごきげんでいたいなっていうのは心から思ってるものなので、ごきげんな人と組織が増えるといいなってのは私自身は思うんですけど。自分らしくいられて、かいほうされていて、意思決定もやりたいことはできると。そしたらそんなチームとか組織だったらごきげんでいられやすいよね。」
乾:「いいと思います。」
坂東:「はい、いかがだったでしょうか。最終的に12時間かけて、3つの言葉に落ち着いたんですけども、why、何のために手放す経営ラボラトリーが存在しているのか。それはごきげんな人と組織を世の中に増やすではなく、ごきげんな人と組織が増えるですね。自然と増えるような状態をつくっていきたいということですね。そしてwhat、どんな価値を提供するのか、KAIHOUという言葉にしたんですが、KAIHOUという価値を世の中に提供していきたいんだ。そしてhow、どのようにですね。らしさのジャムセッションということで言葉だけみてもなかなかイメージが湧かないかもしれないですが、私たちはごきげんな人と組織が増える状態をつくっていきたいと。ごきげんな組織が世の中に増えていくといいな。ごきげんというのは社内にいる1人1人がごきげんな状態ってことですね。そのためには自分らしさが、個性がそれぞれのワークスタイルが、それぞれのありたい姿で発揮されているということが1つポイントだと考えています。社内にいる色々なメンバーが自分らしさを発揮できると、その自分らしさがセッションのように即興音楽のように紡がれていく、そこから結果的に高いパフォーマンスとなって発揮されていくということができるような組織になるといいんじゃないかなと。それを私たちはDXOというプログラムの中でワークショップを通じてやっていくんですけども、ワークショップがそういう場になるといいなと、それからそれを通じて組織の進化ができた時に社内のそこかしこでらしさのジャムセッションっていうのが自然と起きていくようになったらいいなと、そしてそれを提供する私たち自身も手放す経営ラボラトリーの中でそれぞれの個性がいい意味でぶつかり合いながら一期一会のパフォーマンス、即興の演奏を奏でていくという状態をつくっていきたいなっていうことでそういう言葉になりました。この言葉を整理したあと、今手放す経営ラボラトリーの中で行われている業務、役割を整理していって、それを見直ししていくと、さらにそれをweb上、クラウド上、私たちはnotionというアプリを使おうとしているんですけども、web上で全部見える化をしていって、色々なプロジェクトが動いているのが全部誰でも見えるような状態にするということを以てその先に自律分散型の組織になっていく。チームや個人単位で自由な意思決定になっていくという状態を目指していくということで、根幹となる組織にとっての大切な考え方を自分たちのエピソードや想いからつむぎあっていって、それを重ね合わせていったということがこの12時間でやったことでした。こういったことはぜひみなさんの社内でも機会を作ってやっていただきたいですし、そのやり方はDXOのテキストに書いてありますし、テキストは無料で郵送していますのでウェブサイトから申し込んでいただければ、郵送ができますので、ぜひ申し込んでみてください。ということで今回もご覧いただきましてありがとうございました。」
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