昨年末、ニューヨークに行った坂東が、「マインドフルネス」や「リカバリー」といったテーマについての気づきをお話します。
坂東:皆さんこんにちは坂東です。
僕ですね、年末にニューヨークに行ったんですよ。
小野:想像していたニューヨークの印象はどうでしたか?
坂東:良くも悪くも違っていたね〜。良かったのはオーガニック系の食材やレストランがたくさんあったこと。もともと、そうらしいと聞いていて、それが見たかったのもあるんですよ。
小野:坂東さんオーガニック好きなんですね。
坂東:パフォーマンスを上げる為に健康面のアンテナを立ててるんですよ。実際ホールフーズっていうオーガニック系のスーパーに行ったんだけど、安いし美味しいしで。感動した!
小野:買いたくなるようなディスプレイも素敵ですよね。スーパーの袋1つとっても日本と違って可愛いですよね。
坂東:小さいサイズのりんごが10個で3ドルで売っていて、朝ごはんにも良かった。そういうのはすごいなと。それと、前にご紹介したパフォーマンスコーチのサトウ未来さんに、ニューヨークはパフォーマンスを高めることが日本の10年進んでいると聞いて、サトウさんもよく視察しているそうで。特にリカバリーという事に対して進んでいて、どうやって自分を改善するか。睡眠を使って改善するのか、体にアプローチしてストレスとか負担を軽くするかについてすごい進んでいるそうなんですよ。
リカバリー専用のフィットネスなどもあって。
小野:何ですか、それ?すごいマシーンの中に入るんですか?
坂東:鍛えるのではなく休む用のフィットネスで、専用のアイマスクをつけたり。
あとはマインドフルネス業界がビジネス的に盛り上がっていて、calmという会社がサブスクリプションの瞑想アプリからスタートしていて評価額が10億ドル(1000億円)以上の額だったり。
マインドフルネスってただ瞑想するだけよ。マインドフルネスをしにいくフィットネスがたくさんあるんですよ。
小野:えー。でも家では瞑想がしにくい環境だったりするからいいかもですね。
私は周りが気になるので瞑想はあまり好きではないですけど。
坂東:小野さんは瞑想しなくても大丈夫なんだろうね。
僕もそんなにしたくはないけど、睡眠には拘ってる。でね、それがビジネスとして大きくなってきていて、日本にも必ずくると思います。
他に、ニューヨークでの発見は、貧富の差を目の当たりにしたこと。ブルックリンに行くと、スラムではないけど低所得者層の人が多いなと感じた。地下鉄などもニューヨーカーっぽい人が全然いないの。ホールフーズは高級でそれ以外のスーパーだと、安いのもがたくさん売っていて、どっちを選ぶかでパフォーマンスは変わってくるな、と思った。
それから、資本主義ど真ん中の金融関係の仕事でバリバリ働いている人は、心身共にストレスを抱えていて、それをリカバリーする為にそういうマインドフルネスとかリカバリー専用フィットネスが必要になるんだな、と改めて思いました。
日常的にストレスを貯めるような生活や仕事、職場環境だからこそ、リカバリーしないといけない。
さらに、日常の食生活が少しづつ太るような食生活をしているから痩せる為のフィットネスに行ったり、ダイエットが盛んなんだとか。そこらへんを感じたんですよ。
小野:根本的なものを変えるとリカバリーしに行かなくてもいいって事ですよね。
坂東:小野さんが、マインドフルネスを必要としていないのは、ストレスを貯まらない働き方をしているって事じゃないですか。
小野:それは、分からないです。知らず知らずのうちに貯まってるんだろうなとは思いますね。それを貯めないで発散できるものを自分の中に見つけていたらすごく楽でしょうね。
坂東:自分でコントロールできるようになるといいね。ストレスを貯めながら稼いで、そのストレスを解消するために時間とお金を使ってわざわざリカバリー用のフィットネスに行く。
大きく言ったら、資本主義の行くつく先ってそうなっちゃうのかなと。
できれば職場環境もよく、生き生き働きながら、不要なストレスたまらないなら、リカバリーしなくてもいいよね。金融業界とかだとすごいストレスを抱えながら働いていると思うし。
小野:以前アナザースカイにSHOWROOMの前田裕二さんが出演していて、昔、ニューヨークの金融業界で働いていた時のストレスや苦しみなどを語っていて、何冊ものノートの書き込みなどからも苦労が伝わってきました。
坂東:そういう激烈な中で、それでもお金を稼いで、日常のストレスをマインドフルネスしてリカバリーしながらパフォーマンスを発揮するということではなく、もっと違うバランスの取り方もあるんじゃないかなと。僕たちの組織づくりとも繋がるところもあると思います。
小野:いい旅行でしたね。
坂東:組織づくりの自社のサービスにも生かしていきたいと思います。
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