2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
日本人の思う“社会人”の定義
いろいろな国を点々としている外国人の方と出会いました。(詳しいプロフィールを忘れてしまったのですが。)
彼は、現在福岡で起業しています。
彼は、子供のように「なぜ?日本人はこうなの?」「なぜ?あなたはそう思うの?」と出会った人を、質問責めにします。
そんな彼が宮崎県の大学の教授に対して
「日本人は、なぜ大学を卒業したら”社会人”になる。というの?学校の外が社会なの?生まれた時から社会に出てるじゃないか。」
と言っていました。
大学教授の考えは、「社会人=自分で生計を立てるという意味になってしまったのではないか?」と言っていました。
僕も、「日本人は、なぜ学生が社会人に当てはまらないのか?」と疑問に感じました。
① 学校や家庭などの保護から自立して、実社会で生活する人。 「卒業して-となる」
② (スポーツなどで)プロや学生ではなく、企業に籍を置いていること。
参考記事:weblio辞書
などの意味があるそうです。①②に関しては、疑問を抱きます。
③だと、赤ちゃんも一人の人間なので僕なのかでは納得いきます。
“社会人”という言葉は、自由がないように感じる
「社会人」という言葉を聞いて正直、ワクワクはしません。
「責任が重くなる」「自由がなくなる」という印象を受けます。
社会人=スーツを着た人
のような。
社会人と聞くとワクワクする人は、大学生の中でもほんの一部だと思います。
多くの日本人は、大学を卒業すると、死ぬまで社会人です。
死ぬまで、責任が発生し自由がなくなる。という印象を強く受けます。
社会人という言葉が日本の学生の夢や希望を奪っているような気がしてなりません。
社会人になる前に身につけたい能力
そして、大学教授の言葉が刺さりました。
「日本の大学生と話していると、すぐ”親”という言葉が出てくる。何かを決めるときに”親”がすごく影響している。
そして、日本の多くの親は、子どもをコントロールして安全な道を歩ませようとする。
でも学校を卒業する前に身につけておかないといけないのは、自分の人生を自分でコントロールする能力だ。」
この、「自分の人生をコントロールする」能力が身につけばきっと社会人は、「楽しい」という印象に変わるはずです。
僕は、学生の間に自分の人生を自分で決めてコントロールする能力を身につけたいと感じました。
僕がこの言葉を聞いて感じたのは、「決断の時に、人に流されず自分の納得するように決断することが必要。」だということです。
僕は大学3年生になり、周りには就活を始めている友人が多くいます。
しかし、就活を始める気にはなりません。
かと言って、明確な夢や卒業後に進みたい進路も明確ではありません。
日々、周りの学生や大人の意見に影響され心がブレブレになっていました。
いつの間にか「どんな進路を選べば、みんながいいと思ってくれるだろう。」と考えていました。
誰かに、自分の人生をコントロールしてもらおうとしてたように感じます。
そして、これから学校を卒業して自分で生計を立てていく若者が「社会人になることが楽しみになる。」世の中を作っていきたいと強く感じました。