2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
正解がない農作業
近所のコーヒー屋さんのマスターと、マスターが所有している畑に農作業をしに行った時のことです。
人参を植えることになり、植えるための小さな山を作っていくことになりました。
僕:「やり方を教えて下さい。」
マスター:「知らない!」
僕:「いつもどうやってやってるんですか?」
マスター:「そこの道具をてきとうに使って形をつくる!」
僕:「え、できないっす!やり方わかんないっす。」
マスター:「俺もわからん!」
こう言われて、鍬とスコップを自分なりに使いながらもっこりを作っていきました。
コレがたまらなく、楽しかったんです!
どんな道具を使うか、どんな手順で進めるか、誰からも文句を言われません。いくら効率が悪かったって何も言われないのです。
全て自分の意思で進められることが、自由で新鮮でした。
答えもマニュアルもある日本の教育
もっこりを作りながら、「僕たちは、学校でやり方を教えられながら答えのある問いを解いてきたのだな。」としみじみ振り返りました。
数学の時間に、自分なりの解き方で問題を解くと、先生に「この公式で解きなさい。」と言われたのを思い出します。
いつの間にか、答えを求めることよりも先生の顔色を伺って、先生の求めるものを探していました。
計算が早くなるのも大切かもしれませんが、自分のやり方で試行錯誤して作り上げるという過程は必要だと思います。
それは、人生には正しいやり方も正解もないと思うからです。
今日、与えられたものを何も考えずこなしているだけじゃ日本の経済は発展しませんし、
言われたことをやってお金をもらうだけの仕事に幸せを見出せる人も減っていっていると思います。
僕の人生では、畑での体験のと同じようにツールを自分で選びながら自分の正解を作っていきたいです。
コレからの社会で生きていくためには、自分で正解を作り上げるということが必要だと思います。