2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
未来型組織で人は、成長できるのか?
僕は、「未来型の組織で働きたい!」「自由に働きたい!」と思っています。
僕なりの未来型組織の定義は、「自分で仕事を選んだり生み出したり出来る環境が整っていて、働く人一人一人の権限の裁量が大きい組織」のことです。
また、自由の定義は、時間や場所、一緒に働く人に囚われず、自分の意思で選択できることを指します。
しかし、未来型の組織で働くことで成長が遅くなってしまうのではないかと心のどこかで思っていました。
トップダウンの組織より、自由というイメージがあり、強制的な指示命令のもとで、嫌でも命令に従い仕事をする機会が少ないことで強制的に成長できる機会も少ないと想像するからです。
この不安が本当かどうかを探ることも、手放すラボでの研究対象です。僕は、トップダウンの野球部で高校生活を送ってきました。
監督などの指導者から圧力がかかることで自分では追い込めない限界まで体力を追い込むことができました。
そのおかげで、高いレベルで野球ができたのだと今でも思っています。
実際、お話しさせていただく社会人の中にも「まずは、バリバリの会社に行って誰よりも働いて、能力をつけてから自由にやったほうがいいよ!」と言われることも多いです。
「もう、わかんねーーーーーー!」っていうのが正直な感想でした。
しかし、先日ある方のお話を聞いてやっぱり「未来型の組織で働こう!」と決意しました。
打席に立てるのは、一人だけ
先月、大分を拠点とする女子陸上競技部である大分キャノンアスリートクラブで監督を務めていらっしゃる川上優子さんのお話を聞く機会がありました。
川上さんは、自身が陸上選手として活躍した後、現在は大分キャノンアスリートクラブで監督を務めています。
この実業団で、川上さんは自主自立を重んじた組織を作っていこうとしています。
まさに、未来型組織です。
なぜ、この組織形態を取り入れたかというと
選手が「ここ一番の勝負の時や追い込まれた時に自分の足で立つことが出来るから。」 だそうです。
これを聞いた瞬間、「トップダウンではない組織で仕事をするほうが僕の目指している姿に近づく。」と確信しました。
僕が高校生の時は、毎日追い込まれて体力的も筋力もかなり付きました。
他のどの学校よりも練習したという意味で自信はものすごく付きましたが、意外にもメンタルが強い学生は多くはなかったのです。
人からやらされるより、自分でやったほうが追い込まれた時に自分の足で踏ん張れます。
自分で、自分の能力やスキルを高める。
野球の場合、バッターが打席に立つと誰も助けてはくれません。
そんな時、信じられるのは自分だけ。
トップダウンではない組織では、自分の能力やスキルを自分で管理して高めていくケースが多くなるでしょう。
打席に立った時に、自分で戦えるような人間になるために、
勝負の時に自分の足で立てるような人間になるために、未来型の組織で自主経営を磨いていこうと決心しました。