2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
トヨタ自動車の社長も、終身雇用は限界との発言をし、ニュースになりましたね。
働き方改革が叫ばれている中、終身雇用を否定する声が聞こえます。
僕も、「手放す経営ラボラトリー」に関わって以来、終身雇用否定派だったのですが・・・
最近「“終身雇用さん”かわいそう…」という感覚を持つようになりました。
僕がなぜ、そう思うようになったかというと、
大学の授業で、日本の会社や経営の歴史背景について学ぶ機会が増え、先人たちの偉大さを知ったからです。
だから僕は、まず終身雇用がなぜ日本に定着したのかについて調べてみました。
終身雇用は、松下幸之助によって日本に定着した?
時代の流れの中で、終身雇用という雇用体制を見直す必要は、大いにあると思いますが、
終身雇用が戦後の日本にもたらした恩恵は大きいのではないかとも思います。
僕が受講している、大学の講義で
『終身雇用の始まりはパナソニック(旧松下電器)の創業者である松下幸之助にあると言われている。1929年の世界大恐慌の影響を受け、稼働率の低くなった工場の社員は解雇されるのではないかと不安になっていた。しかし、松下幸之助は「生産は即日半減するが従業員は一人も減らさない、その代わり、ここにある商品を全て売ってこい!」と言って経営状態が苦しくても雇用を維持した。これが、終身雇用を日本に定着させた大きな出来事だ。』
という話を聞きました。
僕は、会社の社員を全力で守ろうとした松下幸之助さんをすごくかっこいいと思いました。
景気が悪い時代でも、日本人は終身雇用によって職を確保してきたと知りました。
職があるというだけで、どんなに安心感を得ることができたでしょう。
改めて終身雇用のメリットを考えてみた
・安心した人生が送れる
・信頼した人間関係が生まれる
・人材育成がしやすい
以上のようなことが、言えると思います。
終身雇用が、戦後の日本人に安心感を与えていたことは間違い無いでしょう。
令和時代の雇用とは?
日本の産業構造は戦後とは異なりますし、人々の価値観も変わってきていると思います。
だから、間違いなく働き方や雇用体制を見直すべきだと思います。
終身雇用を完全否定するつもりはありません。終身雇用の歴史背景や、それがもたらした恩恵に感謝しつつ
今の雇用制度、雇う側、雇われる側にもWHYを投げかけていきたいと思います。