先日、おもしろい読書会をしました。
500ページを超える分厚い本を、事前準備なしで、2時間半で読破する読書会です。
速読ではありません。参加者で分担して読むのです。
やり方は次のとおり。
1.読書タイム。参加者で読む部分をわりふって、読みます。
(この日は14名で30〜40ページずつ分担しました。その程度なら、集中力が持ちます。)
2.レジュメ作成。自分が読んだパートについて、1枚に要点をまとめます。
3.リレープレゼン。最初のパートの人から、書いたレジュメについて2〜3分で解説していきます。
4.座談会。読んだ内容について感想や疑問点など自由に話し合います。
この手法はABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ※)という手法がベースになっています。
このABD、ひとりで読書をするよりも、遥かにいい!と思う点がありました。
★分厚くても、未読でも大丈夫!
自分は一部しか読まなくても、他の人のレジュメとプレゼンで、思った以上に全体像が頭に入ります。
★アウトプットを通じて理解が深まる
この会では「プレゼン」と「座談会」の2回、アウトプットする機会があります。
本を読むという“インプット”だけよりも、頭の整理ができたり、気づきや学びが深まるのです。
★仲良くなれる
同じテーマに興味がある人が集まっているので、初対面同士でも共通の話題で盛り上がれます。
という感じで、「読書会」と聞くと堅苦しいことこの上ないですが、実際は「とても楽しい座談会」という感じでした。
会社では課題図書を社員に与えるケースも多いと思います。
ですが、読んだかどうかもわからないし、身についてるかどうかも確認が難しい。
そもそも他人から押し付けられる読書ってイヤですよね。
とすれば、社員研修の一環として時間を割いてこの「ABD」をやってみてはいかがですか?
《まとめ》
「読書はひとりでするもの」という固定概念を手放す。
※ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)