こんにちは、手放す経営ラボ所長の坂東孝浩です。
先日、手放す経営ラボラトリーのメンバー十数人で合宿に行ってきました。
目的は、「手放す」ことってどういうこと?が体感できる経営者向けのワークショップ開発です。
進化型組織に進化する際に「固定観念を手放す」「管理を手放す」あらゆることを「手放す」ことになると思います。
しかし、「手放す」ことを経験したことがないと、手放すことに不安を感じるものです。
だから、私たちはワークショップ形式で「手放す」を体験することができないか?と考えました。
今回は、私にとって大きな気づきとなった合宿レポートをお届けします。
場所は淡路島!
なぜ淡路島かと言うと、今回の合宿を企画するきっかけをくれた、龍見亮太さんが淡路島に住んでいるからです。
龍見亮太さん
大学在学中に東証一部上場IT系ベンチャー企業にて法人営業に従事。約100名の営業組織でNo.1の成績を樹立する。 人材コンサルティング会社、起業コンサルティング会社に事業部長を経験。2012年に独立。ハワイ(オアフ島)に移住し、次世代型リーダー育成やハワイブランドのマーケティング支援等を行う。ネイティブ・ハワイアンが受け継いできた生き方や価値観を学ぶため、ハワイ島に移り、携帯の電波も届かない山の中でパーマカルチャー(持続可能な循環型農業システム)を行いながら生活。2014年に帰国し、「世界中の愛を集めて、ひとつの大きなレイをつくる」をコンセプトに、自転車で日本一周する『L project』を実施。日本一周中に東日本大震災の被災地である石巻に訪れ、自分なりの復興支援という思いを込めて『Life』を無料で開催したときから、資本主義や貨幣経済に疑問を持ちはじめ、「等価交換ではなく、贈与循環」という世界観に辿り着く。その後、自ら主催するイベントには参加費を定めず、参加者が「与えたいもの(お金でも、物でも、行為でもOK)を、与えたい分だけ、与える」という独自の参加スタイル『Swag(Something I/you WAnna Give)制』を導入。以後約3年間、Swag制だけで活動・生活を続ける。 2017年に淡路島に移住。《ギフトで成り立つ世界》をコンセプトとしたGiftShare構想を始め、ギフトで利用できる宿泊施設兼コミュニティスペース「musubi」をオープンさせる。
龍見さんは、数年前に淡路島に移住し、昨年までゲストハウスを運営されていました。
もともと研修会社にいたり、スタートアップのコンサルティングを手がけていたりと非常に経験豊富であり、また進化型組織の価値観にも精通(というか、体現している)方。
その龍見さんのワークショップを、淡路島で体験したい!
・・・というわけで、全国各地から手放すラボ研究員が淡路島に集合しました。
今まで体験したことのないワークショップ
龍見さんの進行のもと、丸一日かけてワークショップを行ったのですが、とても刺激的な時間となりました。
トップダウン/ボトムアップのリーダーシップについて考えるきっかけとなるようなワークや、逆に経営からぐっと離れて、自分自身の命について考えるようなワークも行いました。
ワーク中に号泣するようなメンバーも見られました。
私が強く印象に残っているのは、途中で辞めてしまったワークがあったことです。
ルールに基づいて、全員でクリアを目指すゲームだったのですが、難航してなかなか進まず・・・。
一旦、ランチ休憩をとって仕切り直すことにしたのですが、話し合っているうちに「もう辞めてもいいんじゃない?」という意見が出てきて・・・。
私にとって、ゴール設定があるワークを最後までせずに中断する経験は初めてでしたし、また違和感がありました。
しかし、なにを大切にするか?を考えた時に、ゲームの達成をあえて手放す経験は、私にとって大きな学びになりました。
(ワークにもともとそんな意図があったわけではなく、結果的に中断する結論に至りました。)
何をやるか?より、誰とどこでやるか。
淡路島は日本国土の発祥の地だそうです。
私は初めて滞在したのですが、とてもいい空気感の場所だと感じました。
そうした土地で、経営や組織について、原点から見つめ直す時間を過ごすことは、とても意味があることだと思います。
そして、みなさんにはぜひ龍見さんと出逢って欲しいと思いました。
私はワークショップや研修は、「何をやるか」よりも「誰とやるか」とか「誰が仕切るか」とか「どんな場でやるか」といったことが大事だと考えています。
龍見さんは、経験や持っている“引き出し”も豊富ですし、なにより存在感がとても素敵です。
淡路島と言う場所で、龍見さんと共に行うワークショップはかけがえのないものになると思います!
これから具体的なワークショップの開発を進めていきます。
ぜひリリースを楽しみにお待ちください。
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