1月21日(木)「手放す経営アカデミア実践勉強会 第一回!」を開催しました。
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記念すべき第一回目の今回は、北は函館!南は沖縄!から
20名を超える経営者の方々にオンラインでご参加いただきました。
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進行は、坂東孝浩、武井浩三、乾真人の3名。
これまで規模の大小を問わず多種多様な組織の課題解決に携わるも、時代の変化で、社員教育や人材採用などの各論では根本的な課題解決ができないと感じ、2018年手放す経営ラボラトリーを設立しました。
手放すラボでは、最先端の組織や経営スタイルを研究しています。自社でも“手放す経営“を実践中です。
社会活動家・社会システムデザイナーとしていろんな活動しています。
「ごきげんな世界」を実現すべく、誰もがごきげんに働ける組織作りを“進化型組織デザインプログラムを使ってサポートしています。
リアルなマネジメントの悩みを告白してくださった方がいたり、
参加者の質問に回答しているうちに武井さんがテンションMAXになったり(笑)と、
終始濃い話が展開する、とても盛り上がる場となりました!
内容をダイジェストでご紹介します!!
手放す経営アカデミア3つの特徴
①あゆみのガイド
進化型組織への実践をサポートするガイドがあります
②トレーニングの場
月に一度の勉強会
③共にあゆむ仲間
アカデミア会員同士の交流ができます
今回のレポートは②トレーニングの場である「実践勉強会」についてお送りします。
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手放す経営アカデミアのコンセプトは「自ら実践する経営者のための学び場」。
このアカデミアでは、経営を進化させる実践書「DXO(ディクソー)コンサルテキスト」(無料で送付しています!)を活用して経営の進化を実践するために必要な解説動画などのコンテンツを提供していきます。
ただし経営を進化させる方法はひとつではありません。ここで学んだ上で、自社に合った方法で実践してもらいたいと思っています。自分なりのペースとやり方で、実践していきましょう!
1 本日のお題 〜経営者の葛藤「任せたい。でも・・・」〜
・従業員に仕事を任せようとするときに生まれる不安。その乗り越え方とは?
→特に印象に残った話
「もっとお金が欲しい!稼ぎたい!と思っている経営者がティール組織を目指すことはできない。これは良し悪しの話ではなく、ティール組織を利益追求の手段にはできないというだけのこと。
今、お金が欲しいという目標があるなら、それを否定する必要はない。経営者自身の心に従って、納得するまで追求した方がいい。」
「会社を大きくするためにできることはやり切ったな、と経営者自身が思えるところまでやらないと、次にやるべきことは訪れてこない。」
“任せる”の実践事例として、手放す経営ラボラトリーのケースを話しました。
いま私たちのチームは、社内外の境目が“溶けて”しまっている状態です。業務委託のメンバーもいれば、パートのスタッフもいる。さらには、ラボにお金を払ってガンガン運営をまわしていくれているメンバーもいるのです。
武井さんはこの状態を「ティール組織の先の、“ターコイズ”組織ですね〜」と評しています。地球最先端?!(笑)
2 ブレイクアウトルームでの対話
感想や、今リアルに感じている課題や葛藤の共有を行いました。
話を聞くばかりでなく、アウトプットできる場がある。しかも大人数の前で、ではなく少人数に別れてお互いに経営課題や悩み、成功事例などを共有できる場があります。
それぞれの部屋が盛り上がっていて、全体の場に戻ってくる時には「話し足りなかった〜」感が画面上から溢れ出ています。笑
3 Q&A&ディスカッション
Q.経営者は情報をオープンにすることの、何が怖いのか?
Q.つまり、性善説で考える、ということですか?
→特に印象に残った話
参加者からの質問「情報をオープンにして、どんどん任せていくということは、社員を信用していくということでしょうか?」」
回答:武井浩三
「そんなことないです。ティールの話になると「人間力が必要」とか「心がきれい」といった精神論にいきがちですが、関係ないです。」
「僕(武井)の組織設計のロジックは、社内外のやりとりや、一人ひとりの判断が積み重なっていって、それが誰でも見えるようになり、いつでもそこにアクセスができるようにする。つまり「情報の透明性」をデザインするということなんです。そうなると、「この人は信頼できるのか?」なんていちいち考えるまでもなく、過去の履歴を見て判断することができるんです。」
「「私は社員を信じている!!」なぁんて、心意気だけで経営するのは、ギャンブルなわけですよ(笑)
経営者から「信頼してたのに、裏切られた・・・!(涙)」という話をよく聞くんですけど、そもそも人間って、心変わりする生き物じゃないですか。
だから、性善説とか性悪説という議論ではなくて、つい出来心がおこっても、悪いことができないようなオープンな仕組みをつくっていこうよ、というのがティールなど進化型組織の発想なんです。
だから(書籍)「ティール組織」にも事例として紹介されている企業は、ITインフラをめちゃくちゃ整えて情報をオープンにしています。」
「根性論はずっと付きまとってきますけど、ティール組織にできないのは経営者の信頼する力が足りないとか、心の鍛錬が足りないからとかそういう話ではないんです。」
武井さんはブロックチェーンの例も挙げて説明していました。取引履歴が全て残り、改ざんできないので、誰かが管理しなくても悪さができない仕組みになっている、と。
デジタルツールを活用すれば、ブロックチェーンのように情報をオープンにできる。そうすれば人の悪意が発動しにくいようにできるよね、というわけなのです。
4 おわりに
実践者の空気感・熱量に触れることができるのが、この実践勉強会の醍醐味です。
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進化型組織をはじめ、色んなパラダイムの世界観に触れることで
参加者ご自身の現状を確認できたり、これから進みたい方向性をデザインしたり実践に繋げてもらうことができれば幸いです。
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アカデミア会員の方であれば、毎月開催される実践勉強会のアーカイブ動画を観ることができます!
「3名以上の組織の経営者」の方はぜひ気軽にご入会(無料)ください。
ちなみに、月に一度の実践勉強会には、手放す経営アカデミア会員にならなくても参加していただくことが可能です。
次回開催は2月18日(木)20:00〜21:30
先日ホワイト企業大賞を受賞された、タニカワクリーニング代表の谷川さんに
お越しいただき、リアルな実践事例と葛藤の歴史を、語っていただきます!
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さらに!当日はホワイト企業大賞の理事である武井浩三さんの“生解説”(笑)つきです!
お見逃しなく!
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詳細及びお申し込みはこちらから。
(※既にアカデミア会員の方、もしくはアカデミア会員にお申し込みいただいた方は改めてお申し込みする必要はありません)