2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
日本人は、苦悩や苦労を時間で判断する
歌手のあいみょんさんが、苦悩や苦労について自身の経験から感じたことを語っていました。
「いやもう順風満帆で、トントン拍子ですね」って言われるのがもうすごい悲しいと言いますか。
その4年間の中で私たちは、できることを全部やってきました。
でも何か苦悩とか苦労というのは、時間じゃないと思ってるんですよ。
密度やと思ってるんですよ、過ごしてきた。
引用:NHK SONGS 第487回 あいみょん
「苦悩とか苦労というのは、時間じゃないと思ってるんですよ。密度やと思ってるんですよ。過ごしてきた。」
グッときました。
時間で測ると、本質がずれる
僕は、日本人が「下積み」「修行」などを大切にするように、
長い期間、苦悩し苦労をしてきた人を評価する風習があると感じます。
確かに、長い期間苦悩し苦労をしてきた人の多くは、その分野に関して高い能力を身につけている人が多いと思います。
今日、SNSなどにより誰にでも活躍のチャンスは増えました。
YouTubeやTikTok、SHOWROOMなどで一般人が一瞬にして有名になることが可能になったことで
これから、修行や下積みの期間はどんどん短くなっていきます。
苦悩や苦労の期間が長い方が、綺麗に見えるかもしれませんが
必ずしも、「苦労の期間が長い人の方が頑張っている」と決めつけると本当に価値のあるものと世間の評価がずれていくと思います。
僕は、あいみょんさんが言っているような
「苦悩とか苦労というのは、時間じゃなくて密度。」
という感覚が、日本人の意識の中に加われば本当に価値のあるものや頑張った人が評価されていくと思います。
苦悩や苦労はその人の感覚であり定性的。一方、時間は数字に現れるので定量的かも知れませんが
これからの日本で、時間を評価の基準にしていては成長スピードが上がらないままではないかと思います。
ぼくは、時間ではなく密度で苦悩や苦労を見極められる人でいたいと思います。