2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
そんな組織でインターンとしてジョインする大学生のトラくん。
「社会」「キャリア」「組織」についてZ世代と言われる若者の生の声をお届けします。
今回の記事は、僕が「反省しないといけない。」と感じたことのお話です。
能動的に自分の人生を生きる
「行動力が大事。」「自分らしく生きる。」「好きなことを仕事にして生きる。」
最近、本やSNSでよく耳にする言葉です。
僕は、経営者やビジネスを通して世界に影響を与えている人に強く憧れます。
常識を覆して、世の中をいい方向に導いていっていると強く感じられるからです。
僕は、そんなビジネスパーソンに憧れ「影響力のある人になりたい」と思い日々活動を続けてきました。
挑戦する過程では、きついこともありますが成長を感じられて自分の人生を生きている感じがして楽しいです。
両親の生き方と僕の理想
そんな活動的な日々を送る中で、身近な人を大切にできてなかったなと思う出来事がありました。
先日、クレジットカードの使いすぎを指摘され母親と、じっくり話す機会がありました。
僕の家は、裕福という訳ではありません。
しかし、両親は僕を何不自由なく大学まで通わせてくれています。
「今まで、車や家にお金をかけなかった理由。」や「僕の将来のためにどんなお金の使い方、貯め方をしてきたのか」
深く話をされました。
父は、たくさん稼ぐわけではないですがお金の管理をきちんとします。
母も、お金のことを独学で勉強しながら働いています。
僕が憧れる、挑戦するような生き方ではありませんがお金の管理や将来のために貯蓄をして、家族の幸せを考えてくれていました。
自分が、挑戦的な活動を続けるうちに
「なぜ、能動的に生きる人が少ないんだ。」「なぜ、安定しているという理由だけで職を選ぶのか」
挑戦した人生を送らない人や、安定していると言われている職業を少し見下すような考えになっていました。
そんな考えが渦巻く中、両親と価値観が合わないと感じるようになり家出をしたりもしました。
堅実に生き、僕を大切に育ててくれた両親の考え方、生き方をないがしろにし、身近な人を自分の理想の生き方ではない、と否定し大切にできてなかったと反省しました。
時代の変革期を生きている
終身雇用は限界を迎え、安定した職は減っていく。
これは、間違いありません。
僕は、自分の意思で挑戦する人がより有意義な人生を送ることができると考えています。
しかし、自分のことを応援してくれる身近な人が同じ価値観だとは限りません。
「なぜ分かってくれないんだ。」「どんな決断をしたら、幸せになれるんだ。」
家出をする前、こんなことを悶々と考えていました。
何が正解なのかわからなくなっていました。
メッシを目指しても、メッシにはなれない
しかし、「好きなことをして生きている人」「得意なことをして活躍している人」の多くは、相当な努力をし
周りに認められた上で、尖っている人ばかりです。
サッカー選手のメッシの例がわかりやすいのですが、
メッシはドリブルとシュートを得意としているため
守備はほとんどせず、ここぞという時だけ動きます。
いわゆる、得意なことだけをやっています。
しかし、そんな得意なことを武器にするまでには相当な努力をしていますし
他の苦手なこともやった上で、今のプレースタイルにたどり着いています。
初めから、得意なことばかりやっていると「それしかできない人」になるのが多数ではないかと思います。
必要なのは、華やかな言葉に踊らされず本質を見極める力
僕は、SNSや本などで華やかな人たちの華やかな部分だけを汲み取っていたな。と強く感じました。
僕たち20歳前後の人は時代の変革期の真っ只中でまさに社会に出て行こうとしています。
両親と進路や価値観の違いですれ違ったり
学校と社会に対しての違和感や不安を強く感じることが多いです。
こんな時代だからこそ成功者の華やかな部分だけを見て流されるのでははなく、
本質から物事や言葉の意味を見極める力が必要だと感じました。