トラでーす。
今日は、【トラの自由研究005】
昨今、働き方改革と言う言葉をよく耳にしますが、働き方改革で、働く人の幸福度は上がるのでしょうか?
「幸福感ややりがいを感じられる仕事をしたい。」と多くの方が思っていると思います。
そもそも、幸福とは何か?【トラの自由研究005】では、幸福と組織の関係について研究してみました。
2種類の“幸せ”の正体と長続きする“幸せ”の要因
東洋経済:『仕事の生産性にまで影響する「幸福」の正体、幸せな社員が増えるほど会社が伸びる理由』によると、幸福には2つの種類があるそうです。
1,地位財→お金やモノ、社会的地位など、他人と比べられるもの。(金銭欲、物欲、名誉欲など…)
2,非地位財→精神的、身体的、社会的に良好な状態など、他人と比べづらいもの。(心の豊かさや、健康、安全など…)
特に非地位財の中の心の豊かさについては、人それぞれが主観的に感じるものであり、目には見えません。
こうした幸せは、長続きするといわれているそうです。
さらに、精神的な幸せの中には
・自己実現と成長(やってみよう因子)
・つながりと感謝(ありがとう因子)
・前向きと楽観(なんとかなる因子)
・独立と自分らしさ(ありのままに因子)
という4つの要因がああり、全てを満たすように生きることができれば幸福度が高まると言われています。
働く上で、以上4つの要因を満たすためには、外から与えらるのではなく、内発的に仕事に価値を見出し取り組むことが必要だと思います。
“精神的な幸せ”を満たすための組織とは?
マネジメント層の仕事の与え方も重要といえるでしょう。短期的な成果ばかり求めると、一時的には詰め込みで業績は上がるかもしれませんが、強い負荷が生じれば弊してしまいます。
多様な人材が活躍するためにも、柔軟な働き方ができる環境を整え、自律的に業務ができるように裁量を持たせることで、より一層創造性が発揮できるのではないでしょうか。
東洋経済:仕事の生産性にまで影響する「幸福」の正体 幸せな社員が増えるほど会社が伸びる理由 より一部抜粋して引用
と記事の中で述べてあります。
権限委譲し、裁量を与えるのは、もちろん大切だと思います。
しかし、「マネジメント層が仕事や権限を与える。」と言う発想を止めて、共に仕事を生み出したり、仕事を進めていったりする組織が究極なのではないか?と僕は考えます。
僕は、次世代型の組織にはその環境を作り出す可能性がある。と感じています。
人によって、次世代型組織に向き不向きもあるかもしれませんが、次世代型組織では多くの人の精神的な幸福が満たされ非地位財を手に入れることができると思います。