自然経営研究会でサポートされている企業の、自然経営導入事例を生々しい話も交えてお話いただきました。
自然経営が上手くいくパターンと上手くいかないパターンの違いは何なのでしょうか?
キーワード、特に「ティール」っていう言葉はこの1年で広まりましたけど、実際やってる会社はきわめて少ないし、「実際どうなんだ?できんのか?」みたいなことをみんな知りたいんじゃないかと思うんですよね。
で、「お金もらってやろうか」みたいなことを言い始めたっていうのが、実は自然経営研究会っていう立ち上げのちょっと後ぐらいかな、研究会始めてからやり始めていって、で、「始めました」って言っていて、そのときに改めて「どういうことなんだろう」って僕らなりに整理をしてみたのがいちばん最初にあって。
「大きく3つのフェーズみたいのだよね」って言い方を最初に考えて、1つめがソイリング、土壌を整える。
で、やっぱり見守るときに、たとえば余分なものを取り除くとか、育ちやすいように水をちゃんとあげるとか、陽が当たるようにしてあげる。
それはべつに種が悪いとか、そういう話ではなくて、その種のもってるエネルギーがいちばん活きるのってどっちだろう?っていうのって、見てなきゃわかんないですよね。
見守ってよりよい状態に支援してあげるっていう側に変えていこうっていうのがたぶんすごく大事なので、土壌を整え、種を植えて、次をどうするか見ていこうと。
かつ、これやるときにすごい大事なのが、トップダウンで「おまえら来い!」って言うと元も子もないじゃないですか。
で、見守るときになるべく、やっぱり上にいらっしゃる方ほど経験もあるし視野も広いので、先々の穴とか見えたりするじゃないですか。
ただ、もちろんヒエラルキーとかトップがすごく大事な組織とかはあって、よく、僕、例で挙げるのが、カリスマ的なトップがいる、その人の実力が圧倒的に抜きん出ている組織とかって自立的とかぜんぜん必要なくて、その人の世界観を実現しうるきわめて優れた機能をもってる人たちが集まっていて、その人が指示命令をしていればいちばんいいので、自立的とかぜんぜんしなくていいじゃないですか。
組織の中で今抱えてるものとかって、安心で本当にどうしたいって言える場ってなかなかないので、それを含めて、「僕らとしてはこういう自然経営とかはこうなるといいと思っているし、こういうふうにやればできると思ってます」っていうのを、考える枠組とか実際の実例とか紹介しながら、自分たちのことに当てはめてもらって考えてもらうみたいなことが、今日みたいな話のように、「本当に自分はどうしたいんだろう」とかっていうのに向き合うタイミングになれば、それがたぶんいいことだと思っていて。
今、山田さんは手放す経営ラボのWebメディアのほうでもコラムを転載させてもらってますけど、今後も勉強会とかぜひ一緒に企画したり協力していただけたらと思っておりますので、よろしくお願いします。
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