手放す経営ラボが主催するリトリートキャンプが10月7~8日の2日間に渡って開催されました。
参加者全12名から絶賛の声が上がった今回のリトリートキャンプ。
プログラムの内容と果たしてそれが参加者にどのように発酵をもたらしたのか。
写真と共に振り返ってみたいと思います。
ちなみに全体スケジュールはこんな感じ。
10月7日(金)
14:00〜16:00 新井和宏&武井浩三のセッション&グループ対話
16:30〜18:30 温泉(綺羅の湯)または自由時間
19:00〜20:45 夕食・懇親会 ニセコロフト倶楽部(ジンギスカン)
21:00〜22:00 ナイトセッション(自由解散)
10月8日(土)
8:00〜9:00 シェアタイム・瞑想
9:30〜11:00 eumoの取材見学
(各自洞爺湖へ移動)
12:00〜13:00 ランチ
13:30〜16:00 佐々木ファーム訪問
16:00〜18:00 温泉&サウナ(万世閣)
19:00〜21:00 夕食(佐々木ファーム)
21:00~ 雑談(自由解散)
目次
- 1.1日目 eumoハウスに集合
- 2.新井和宏&武井浩三のセッション&グループ対話
- 3.温泉(綺羅の湯)または自由時間
- 4.夕食・懇親会 ニセコロフト倶楽部(ジンギスカン)
- 5.ナイトセッション
- 6.2日目 eumoハウスからスタート
- 7.シェアタイム・瞑想
- 8.eumoの取材見学
- 9.ランチ「「Cafe &Bar Mittsu」
- 10.佐々木ファーム訪問
- 11.夕食(佐々木ファーム)
- 12.eumoハウスから洞爺湖展望台へ
1日目 eumoハウスに集合
新千歳空港から車で約2時間の場所にあるeumoハウスに到着したのが13時50分。
家主である新井さんがお出迎えをしてくれました。
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※新井和宏さんのご紹介です。
1968年生まれ。東京理科大卒。1992年住友信託銀行(現・三井住友信託銀行入社)、2000年バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現・ブラックロックジャパン)入社。公的年金などを中心に、多岐にわたる運用業務に従事。2007~2008年、大病とリーマンショックをきっかけに、それまで信奉してきた金融工学、数式に則った投資、金融市場のあり方に疑問を持つようになる。2008年11月、鎌倉投信株式会社を元同僚と創業。2010年3月より運用を開始した投資信託「結い2101」の運用責任者として活躍。鎌倉投信退職後の2018年9月、共感資本社会の実現を目指して株式会社eumo(ユーモ)を設立。2020年7月に共感コミュニティ通貨eumoをリリースし、共感のお金が循環する社会の実現を目指している。現在は他に、ソーシャルベンチャー活動支援者会議(SVC)会長、東邦レオホールディングス顧問、など様々な組織で活躍。著書に『持続可能な資本主義(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』『共感資本社会を生きる(共著・ダイヤモンド社)』ほか。
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時間ギリギリの到着になってしまったため、とりあえずセッション&グループ対話をするための準備を急いで進めて行きます。
準備が整ったところで、まずはみんなで乾杯をします!(昼間からビールをいただく贅沢)
さて、いよいよ始まりました。
まずは1人ずつチェックイン&自己紹介をしていきます。
みなさん、色んな想いをもって参加されていらっしゃり、それを共有していくことで場が温まっていきます。
チェックインが一周終わったところで、お二人の対話が始まります。
新井和宏&武井浩三のセッション&グループ対話
2018年に鎌倉投信をご退職されたタイミングでタケちゃんから会いに行かれたことがきっかけで、親交が始まったとのこと。
楽しそうに話す新井さんからは、「これが新井ワールドか!」と思わされるほどの名言シャワーを浴びまくりました。
『憲法というのは、権力者を縛るためのもので、なんでもできる状態をコントロールするためのものなんだよね』
『ニセコは議論の町。住民も含めて議論を尽くして尽くす。尽くし果たしても結論が出なくて、それでもものごとを決めなきゃいけないときに、全体をまとめて決定をする人がいるだけなの』
『北海道にいると、お金では解決できないことを肌で感じる機会が多い。特に、自然の猛威に触れたときね』
『産みの苦しみを産みの喜びに変えていきたい。苦しさを感じると、その分の見返りをどうしても求めてしまう。子どもにしても、事業にしても。そうではなくて、産みだすことそのものを喜べたら、見返りを求めなくて良くなる。そんな循環に変えていきたいよね』
『起業は自分で立ち上がるなと言われている。世の中に必要とされたときに勝手に立ち上がるのが自然。英語でコーリングと呼ばれるものも、受動的な表現ですよね(タケちゃん)』
『誰かに対して本気で祈ると、祈られた方はそれに応えたくなるものだよね』
予定していた時間を大幅に超えてしまいましたが、とっても素晴らしいお話を聞くことができて大満足。
一人ひとりチェックアウトをして、次の目的地に向かいます。
女性陣+ゲストが泊まるお部屋に到着。
なんと今日からNISEKO eumo決済ができるようになったそうで、宿泊費はeumoでお支払い。共感資本社会が回り始めています。
温泉(綺羅の湯)または自由時間
そのまま一同は温泉へ。
……っと、ここでいたずらっ子が発動。
先に上がって何やら準備を進めるメンバー。
最後に出てくるタケちゃんをみんなで待ちます。
「タケちゃんがロン毛で良かった」
いよいよ出てきたタケちゃん。
ここからは動画でお楽しみください。
↓画像をクリックすると動画が流れます。
見事サプライズ(?)は成功。そのままジンギスカンへと向かいます。
夕食・懇親会 ニセコロフト倶楽部(ジンギスカン)
やってきましたLoft倶楽部。新井さんから「どれだけ期待値を上げてもそれを下回らないお店」というお墨付きをいただき、メンバーの期待値はMAXを振り切ってました。
…っと、お店に入ると、、、
え? 炭火? ジンギスカンといえば、あのアラビアンナイトのような三角形のお鍋を想像していたのですが、、、
とそこに出てきたお肉がこれ!
ぶ、ぶ厚!!!
そ、そりゃ炭火で焼くわな。笑
もう待てない一行は早速乾杯へ。
いやー、事前の期待を上回る味に大満足。新井さんは3週連続でリピート中だそうです。笑
ナイトセッション
さて、お腹もいっぱいになったメンバーは一旦、eumoハウスに戻ります。
……っと、ここで何やらお荷物が届いている様子。
中を開けてみると、、、
お誕生日ケーキでした!
タケちゃんのサプライズバースデーはここでも!
↓画像をクリックすると動画が流れます。
ここでもサプライズは成功。
ケーキを食べながらみんなで対話をすることに。
「このお茶がすごいんだよ」
なにげなく実演販売を始める新井さん。
「このキャップを捻ると、蓋のところについているお茶っ葉が落ちて、そこで混ぜて、お茶にするんだ」
た、たしかにこの段階では水ですね。。。
ただ蓋を捻ると確かにお茶になりました。
早速お味を確かめてみます。
こ、これは。。。。
お茶だ!
「はい、お会計はこちらでお願いします」
みな、吸い込まれるようにeumoでお支払いをします。
そんなこんなで、だいぶ夜も更けてきたため、初日はここでお開き。
翌日4時起きで仕事に向かう、サンちゃんはここでお別れとなりました。
憧れのタケちゃんとハグ。笑
豊かな時間はあっという間に過ぎていきます。
2日目 eumoハウスからスタート
10月8日(土) ニセコ町の天気は快晴。
気分は最高。
シェアタイム・瞑想
こんな気持ちの良い朝には、やっぱり瞑想でしょう。
eumoの取材見学
瞑想を終えると、新井さんとタケちゃんの元に、取材の申し込みがありました。
なんでも、「ロマンティック金銭感覚」なるドキュメンタリー映画を撮影中らしいです。
#ロマンティック金銭感覚って何?
マジメに仕事をするお二人。タケちゃんが涅槃(ねはん)を発動しないかを見守ります。
外での取材を終え、そのまま中でも続きを撮りたいとのことで、撮影に加わりました。
そして撮影を終え、取材に来ていたお二人にもDXOをお渡し。
……
ちょうどお昼どきになったので、ランチへと向かいます。
ランチ「Cafe &Bar Mittsu」
ランチをいただくのはeumoハウスから車で30分ほどの場所にある「Cafe & Bar Mittsu」
MITTSU ミッツ | laketoya (laketoya108.wixsite.com)
これから向かう佐々木ファームさんのお野菜(無肥料無農薬)を使っているそうで、とっても健康的だそう。
いやー、これは美味しそう!
そりゃこんな顔にもなります。笑
楽しい食事の時間もあっという間。次なる目的地へと向かいます。
そんな中、車を走らせていると、、、
絶景の洞爺湖が!!!
これはみんなで写真を撮りたい!
車を停めて、撮影会が始まりました。
佐々木ファーム訪問
ひとしきり撮影を終え、次なる目的地、佐々木ファームに到着!
北海道は、でっかいどう〜!!。思わず声に出てしまうほどの絶景。
東京ドーム3.5個分の畑を全て自然農法(無肥料無農薬)で栽培されているそうです。
野菜に対する愛を語るまきさん。
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※佐々木麻紀(まき)さんのご紹介です。
北海道の洞爺で1907年から続く「佐々木ファーム」の5代目。レストラン、パン屋など、野菜が使われる現場を経験した上で、2017年から代表を務める。家族で大切にしてきた言葉は「土といのち」。ロゴマークの3色のシンボルカラーは、青:宇宙・空気・水、緑:植物・自然・いのち、茶:地球・大地・食を表し、すべてがつながり合い、循環・共生していることを表現していらっしゃいます。
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『ここにある一つ一つの白菜。大きいものも小さいものも、どちらも同じ命。商品という観点から見ると大きいものだけに価値があるように感じてしまうけれど、それぞれに役割があるの』
『ニンジンは地球の自転に沿って、右回りで土に埋まっていくの。ネジを巻くみたいに。だから収穫をするときは、左回りに抜いてあげると、ポンって抜けるの』
まきさんのお話を聞いたあとに、実際に収穫をしてみるメンバー。
野菜の一つ一つに個性があって、そのどれもが命の恵。人間が生きていくために野菜を育てているのだけれど、逆に野菜(食べるもの)がなければ人間は生きていくことはできない。私たち人間は、地球上のヒエラルキーの一番下に位置する存在なのかもしれないと、まきさんはおっしゃいます。
人間が野菜を育てているのではなく、野菜たちによって生かされている存在。どこまでも謙虚なまきさんに、深く考えさせられる一同。
この循環の中にいられること。もっと感謝しよう。そんな温かな気持ちがあふれるひとときでした。
日も少し落ちてきて気温も下がってきたので、お部屋に入って今日の体験をシェアすることに。
佐々木ファームにインターンで来ていた学生さんも一緒にチェックイン。一人ひとり、どんな想いでここに来たのかを聞かせてもらいました。
ここから、まきさんたちは料理に腕を奮ってくださいます。
タケちゃん帽子を被って、準備万端。
「今日は成し遂げるぞ!」の号令と共に、学生さん達が気合を入れてくださいました。
その間、手放すラボ一行は北海道の夕日を拝みに。
これぞ青春。
このまま我々がお風呂に向かう中、着々と料理が進んでいきます。
そして戻ってきたら、まさに圧巻の料理たちが目の前に運ばれてきました。
夕食 (佐々木ファーム)
こ、これはヤバい。先ほどのニンジンもこんな感じに。
たまらんですね。
料理が揃ったところで、宴がスタート。
そして夜は更け。。。
……
3日目 eumoハウスから洞爺湖展望台へ
「明日の日の出は5時40分です」との情報をいただいたメンバーは、洞爺湖展望台へ。
そうして待つこと30分。
ようやく朝日が顔を出してくれました。
美しい。
ハウスに戻ってからは、美味しそうな朝食が待っていました。
朝食を食べながら、この旅の振り返りをしてしめくくりました。
言葉にできない、大切なものがたくさん詰まっていた、今回のリトリート合宿。
それでも一生懸命に言語化したものが、最後の最後に紡がれていきます。
そして最後にみんなで記念撮影。
これにて手放すじぶんラボラトリー リトリートキャンプin北海道は終了しました。
改めてたくさんのご縁が紡がれて実現した今回のリトリートキャンプは一生モノの体験がそれぞれのメンバーに訪れたのではないでしょうか。
最後に参加者からの感想をお聞きしました。
↓ ↓ ↓
【廣田 朱さん】
戻ってからも、eumoが作る共感の環の素晴らしさを夫としみじみ、振り返っています。
おにぎり屋も、1日も早く、eumo加盟店になりたいと思います^ ^
夫は、毎日を必死に…それこそフルコミットでおにぎり屋の経営をして来ました。(このリトリートキャンプに参加する為に金曜日をお休みするのもドキドキするくらい…笑)
皆さんとの時間をすごして、仕事そのものへの考え方が変わったようで、ご機嫌度が上がりました。
私も自分の事業への取り組み方を改めて考えています。
地球🌏で暮らす人と人の出会いの中で、私が運びたいものは何なのか…私が運ぶものは、豊かな循環を作れるものなのか…を大切に考えてみたいと思います。
私たちの事業規模的には、まだまた『手放す経営』には少し距離を感じていましたが、まずは『手放すじぶん』から始めたこと、その一歩を皆さまと共有できた事が嬉しかったです!
貴重な体験を家族と共に過ごせた事、それ自然に受け入れて下さった仲間に感謝です。
ありがとうございました。
【有野哲章さん】
北海道リトリートキャンプに参加して、とてもKAIHOUされた、時間と空間を味わいました。それは命と地球、宇宙とのつながりや奇跡を感じました。
eumoハウスでの新井さんやたけちゃんの話から、自分たちがその地域とつながっていくために、その地域の人や文化、歴史とつながっていくことが大事であり、そのつながりは共感によって得られているという素敵な話でした。
佐々木ファームでは、農業を通じて野菜や自然の命を地球から得られていること、先人たちの想い、そして次の時代へ想いを運んでいることを感じました。またその命が地球や宇宙とつながり、自分たちが生きていると言う感謝の気持ちをたくさん感じました。
経営者として会社や仲間、そして地域の人と、どんなふうにつながっていけば、みんなが喜んでもらえるのか、たくさん味わえた時間でした。