11月5日にスタートした、オンライン経営者限定セッション「手放す経営を学ぶ会」をリアルレポートします。
千葉、会津若松、名古屋、福岡など各地から20名の方が参加してくださいました。(ありがとうございます!)
月一回、90分で行う経営者限定オンラインセッション「手放す経営を学ぶ会」。
大きく二部構成になっています。
前半は、「経営の進化」について最新の事例を共有する場です。
まず私、坂東が最近自社で起きた「テレワーク手当て」についての炎上事例(笑)を共有しました。
組織づくりについての、成功事例と同時にイタみを伴う体験や失敗談もオープンに共有できることが、経営者限定の場でこそやりたいことです。
そして次に、手放すラボCPO武井浩三さんから組織論についての話。今回はこんな話が出ました。
■葛藤のない成長はない
経営者が進化する時には、かならず精神的な葛藤を通過する。
社員など相手の言動にムカついている時には、同じレベルだということ。
イラつかずに向き合えるようになった時には、発達段階が進化している。
■情報の透明化がなぜ重要なのか。
部下に自律して欲しい、主体的に仕事をして欲しい、と思わない社長はいない。
しかし、自律してもらうためには情報の透明化が欠かせない。
必要な情報がなければ、主体的な意思決定などしようがない。
暗闇の中で「走れー!」と言っているようなもの。
そして後半は、グループに分かれてのセッションタイム。
今回は初回だったこともあり、自己紹介をしつつ、自社での組織づくりでの「葛藤」をテーマに、ざっくばらんに対話をしていきました。
私のグループでは、ゲーム会社や整体サロン、歯科医院など多彩で個性的な経営者とご一緒しました。
特に面白かったのは、整体サロンを経営されている方。
20数店舗のうち、半分を奥さま、半分を参加者のご主人が分担して経営しているのですが、経営スタイルが“真逆”なのだそうです。
奥様はカリスマ性があって、信者のようなファンも多く、トップダウン型の経営をされている。
一方でご主人は、人と話すのも得意じゃないし無駄なことはしたくないと、殆ど外出もせず、スタッフとも会わず、管理職もほとんど置かずに現場に任せるセルフマネジメント型で経営をされているそうです。
いやあ、ユニークすぎますねー!
こういう方と出会えるから、ラボの運営は辞められません(笑)
そして他のグループで飛び出したのが、
「私…2日前に事業譲渡をしちゃいました」
というぶっちゃけ告白!
私たちのオンラインコミュニティー「手放す経営ラボ」を通じて知り合った、進化型組織を経営されている企業に、事業譲渡をしたというのです!
「私も昨年からティール的な組織にしたいと取り組んできていて、経営の価値観がよく似ているから、とてもスムーズにいきました〜」という話に、一同どよめきました。
手放す経営ラボがきっかけとなったご縁!
嬉しい!!
まさにリアルすぎる話でボルテージが上がり、懇親会(終了後に希望者で30分程度行います)まで、おおいに盛り上がりました。
最後に、改めてこの「手放す経営を学ぶ会」の目的をお伝えしますと・・・。
「経営の進化/組織のアップデートを実践するにあたっての“ハードルを取り除く”場の提供」です。
私たちは、進化型組織への移行を「自社でまずやってみる」ということを促進したいのです。
実践する企業を増やしていきたいのです。
だから、DXO(経営を進化するプログラム)のテキストも、コピーレフト(転載・流用が自由)ですし、希望者には無料でお送りしています。
組織をアップデートするって、興味はあるんだけど、なかなか実行には踏み切れなくて・・・」という経営者の声をよくお聞きします。
未知の世界に飛び込むのは勇気が要ります。
だからこそ、実践企業の生の声を聞いたり、自分が課題に感じていることを直接解消できる場をつくりたいと考えました。
「自ら実践する企業を増やすのはいいけど、じゃあ、ブレスカンパニーはどうやって元をとるの?」
と聞かれますが・・・ご安心ください(笑)
この会は来年から有料化していく予定ですし、自社で実践するのはどうしてもムリ!という企業には、私たちが全力サポート!しますので。
次回は12月14日(月)。年内最後なので、ご興味ある方はぜひ。