2017年7月から進化型組織の実践をはじめた株式会社ブレスカンパニー。
ラボの裏側では、進化型組織を実践する過程で何を思い、何が起こったのか?社員目線で赤裸々に報告します。
こんにちは。手放す経営ラボ編集長の大山です。
サボりにサボったラボの裏側ですが久しぶりに思ったことがあり、更新します。
ちなみにラボの裏側とは、手放す経営ラボラトリーの日常を綴っているブログです。
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手放す経営ラボを縁の下から支え続けたメンバーの卒業
手放す経営ラボメンバーのKさん。
所長、坂東が手放す経営ラボラトリーを運営する
(株)ブレスカンパニーを創業した初期の頃から
約10年経理/総務/労務などバックオフィスにまつわるあらゆることを担当し、
ブレスカンパニーを陰で支え続けていました。
そのKさんが先日のミーティングの時
「ブレスカンパニーを卒業したいです」と言いました。
この結論に至った理由はいくつかあるのですが、
今回はその中の一つについて深堀りしたいと思います。
Kさんは言いました。
「興味のないことに1秒でも時間を使うのがものすごく嫌になってきました」
会社における役割の変化
これまでKさんはブレスカンパニーのバックオフィス担当として会社を支えてきました。
採用コンサルティングから始まったブレスカンパニーですが、この間、提供するサービスが多少変化してもKさんがやる仕事は一貫してしてバックオフィスだったんです。
ちなみにめちゃくちゃ仕事が早く、優秀です。そして性格もめちゃくちゃ良いです。
そして、美人でスタイルも良くてもう言うことなしです。
しかし、手放す経営ラボ所長の坂東が進化型組織と言える「手放す経営」の実践を始めた2年前、
会社のあり方も役割も、サービスもガラリと変わり始めました。
それに応じてバックオフィス担当だったKさんの役割も少しずつ変わっていきました。
そして、昨今では会社以外のコミュニティメンバーとの関わりも増える中、
業務量も増えていきました。
(進化型組織にシフトし、色々な人が関われる余白ができたことによって関わる人が
ぐぐっと増えました。)
ここ2年の会社側における変化はこんな感じ。
個人における価値観の変化
一方、Kさん自身の人生においても変化があったのです。
「この先の人生、自分のやりたいことをやって生きていきたい。」
と思ったKさんはこれまでずっと趣味として続けていたヨガを本格的にやっていこうと決意。
ヨガインストラクターになるべく学校にも通い始めました。これが1年前。
そして、インストラクター養成学校も卒業し今年の2月には
インストラクターデビューを果たしました。
副業として個人のヨガ教室を始めたのです。
やっとやりたいことが見つかり、実際にやってみて「もっとやりたい!」
という気持ちが芽生えてきた結果、
興味がないことに1秒でも時間を投資することが嫌になり始めました。
これまで、会社に対して思うところも少なからずあったけれど、
生活のためにそこは飲み込んで役割に徹して働いてきた。
けれど、いろんなことを飲み込んでまで自分の時間を投資することが嫌になった。
このバランスが完全に逆転したわけです。
会社>自分 → 会社<自分
こんな構図になったとしても、会社がやっていることと、自分がやりたいこと、
意味があること、価値観に重なりが大きければそのまま継続していけるはずですが、
Kさんに重なりはありませんでした。
それで、
「興味のないことに1秒でも時間を使うことがものすごく嫌になってきました」
↓
「卒業」という選択に至ったわけです。
大山の勝手な考察
私が思うに、こういったKさんの価値観の変容に影響を及ぼした要因として、
「DXO」や「手放す経営ラボに惹き寄せられて集まってきた
コミュニティの人々の熱量に触れたことがあるんじゃないかと思います。
悪い意味ではなく、良い気付きになったのだと思います。
ミーティングの中で、Kさんはこう言いました。
「こんなに「手放す経営」に対して熱量高く集まってきてくれる人がいるのに、
私はそこに興味が持てない。私がやっている仕事も興味がある人がやってくれた方が良い。
正直、私は別のところに興味があります。」
と。
手放す経営ラボコミュニティでの熱量の高まりを直に感じると、
そうでない自分の役割に対して違和感を感じ、
それが気づきとなって自分自身の興味・価値観に素直になることができた。
ただ、そこに気づいていても行動できない人は5万といると思います。
今の会社がやってることに興味ないな〜、
でも明日もご飯を食べていかないといけないし、我慢して所属しておこう。
こんな感じ。
しかし、Kさんにとって今の手放す経営ラボの熱量の高まりは誤魔化しきれないほど。
Kさんもそれに影響されるように
「よし!私は私の道をいく!」
と覚悟が決まったようにも思えます。
Kさんはヨガのインストラクターとして稼いでいけるのか、
またヨガインストラクターがこの世にたくさんいる中で、
やっていけるのかどうか不安に思うところが今時点ではあるようです。
ヨガインストラクターもこの世に5万といて
「あなたにしかできない役割・価値提供ってなんですか?」
と聞かれることもあるかもしれません。
より経験のある人、優秀な人もたくさんいるでしょう。
そんな中、稼げるかどうか考えだすと不安も出てきて当たり前です。
しかし私はこう思います。
稼げるかどうかという資本主義のループから抜け出して
自分がやりたいからやっている。
結局、その気持ちが一番大事なんだ、と。
「ヨガ教室、それをやるのはあなたじゃないとダメなんですか?」
いや、知らんけど私はこれがやりたいんです。
これで良いんじゃないかな〜
まとめ
■所属するコミュニティの目指すべき方向性や
大事にしたいこと、価値観が明確になればなるほど、
そこに共感する人が集まり、そうでない人はその価値観の違いに気づく。
■価値観の違いに気づいた時に行動するかしないかはその人次第だけど、
その選択時に資本主義の稼げるか否か?という思想に囚われると決断が揺らぎがち。
■「やりたいからやっている」まずはシンプルにこれで良い気がしている。
ちなみに・・・
ここまであれこれ書いてきましたが、
これは卒業する理由のほんの一部でありまして
本丸は別のところにあったりします。
経理担当者が抱える悩み。経費とか、経費とか・・・経費とか。
ここはグロテスクすぎてテキスト化できない部分でもあるので、
オンラインスナック「ばなす」で話しましょうかね。
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