みずほフィナンシャルグループが週休3〜4日制の導入をはじめます。 これは働き方改革?リストラ? もし自分の会社がそうなったら、どうすればいい?
https://news.yahoo.co.jp/articles/b056208d77ed81f18789c52845938a21eb76f938
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坂東:「面白い話を聞いたんで、それをシェアしたいんですけど、みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行系が週休3日とか週休4日をOKにするっていう方針を出したんですよ。12月からそれを始めると。」
小野:「なんか嬉しい。」
坂東:「嬉しいよね。そうしたい人にとってはね。だけど、したくない人がもしいたらそれによって給料が変わるわけだから。」
小野:「あぁ、それ給料変わるんですね。」
坂東:「もちろん。ご主人がもしそうなったら週休3日だと、8割ぐらい。週休4日だと6割ぐらいに給料がなると。それは困るっていう人もいるだろうね。」
小野:「はい。でも、家族のこととか何も考えずに自分がどうしたいかで決めて欲しいですね。」
坂東:「それができる人だったらね。家族の状況にもよるでしょう。」
小野:「今、週休2日なんですかね。」
坂東:「そう。」
小野:「1日減るだけでそんなに減るってことですか?」
坂東:「そうそう。でも、5日が4日なれば5分の1だから適正だよね。」
小野:「それは、やりたい人だけ?」
坂東:「それが、基本は希望者はいいですよ。副業もやっていいですよ。キャリアアップの勉強の時間に費やしてください。介護なんかもあるでしょうと。家族に時間費やしたい人もいるよねっていう働き方改革っていうようなことをコンセプトにしてるんですけど、オレの友達が相談を受けたっていう話を聞いて、僕の友だちの同級生がみずほ銀行で働いていて、上司から打診を受けたと。きみ、週休4日どうだ、しなさいって言われたと。自分はするつもりないと。だけど、しなさいと言われてるとどうしようっていう相談を受けた。」
小野:「それって、同僚とかは言われていないのに自分は言われたってことですか?」
坂東:「そうでしょ。」
小野:「じゃぁ、能力が低いとか、この人は毎日来なくてもいいかなって勝手に上司が選んで決めていってるってことですよね?」
坂東:「だって、そういう目的は当然あるだろうから、銀行業務はどんどん機械化が進んだりすれば、店舗もいらない、機械でいいじゃん、ネットでいいじゃんってことになってるだろうから、人は余ってるはずなんだよね。その同級生の銀行員の人は40代後半だよね。だけど、支店長とか副支店長じゃないらしいのよ。なので、出世コースじゃないんだよね、きっとね。そういう人が直接そういう風に言われてると。それは銀行内でたくさん起きてると思うんだよね。ていのいいリストラのようなものよね。給料を下げたらそれだけ会社としては楽になるので。」
小野:「うわー。私ならそれを受け入れて、副業をして、副業で今もらっている給料より大きくなったらこっちから辞めてやるよって思いますけどね。それくらいちょっとそれを言われたのをバネにしたいって思うけど、でも、それだけの転職市場もないですもんね、今コロナで。」
坂東:「人によるでしょうね。その彼は、僕の友達に相談にきたんだけど、週休4日ってなったら給料も下がるし、色々考えないといけないからっていうことで中小企業とかで副業しようかなみたいなことを言って、僕の友達は会社を経営してるんだけど、いや、良かったらさお前のところの会社の数字を見てやってもいいよって言ったんだって。上から目線できたんだって。それで僕の友達はおっと、何だという風に思ったんだけど、僕もその話を聞いておいおいと思ったんだよね。つまり、その彼は自分はみずほ銀行に勤めていて中小企業だったら何とかなるんじゃないかと思ってる。その感覚が超ヤバいなと思って。確かに僕の友達は小さい会社を経営してるんで、みずほに比べると断然零細と言っていいんだけど、だからといって仕事が楽かとかさ、スキルはいらないということはそうじゃないじゃん。で、そういう感覚でいるっていうことがめちゃめちゃ怖いなと思ったんすよ。で、僕その時に山一証券のことを思い出した。ちょうど僕が就職活動している時に山一証券が廃業したのよ。その時は日本を代表する大手証券会社が廃業したんだよね。で、そこにいた社員が転職活動してるっていう新聞記事を読んだのよ。学生の時に。そしたら、山一証券で部長をやっていた人が、転職の面接に行ったと。面接官からあなたは何ができますか?って聞かれて、私は部長ができますって答えたと。僕はこの記事を読んだ時に、これはヤバいと思った。」
小野:「部長ができますってすごいですね。」
坂東:「おかしいじゃんか。」
小野:「分からなくないですか?そんなの」
坂東:「分からないじゃん。」
小野:「前の会社ではそうだったかもしれないけど。」
坂東:「そうなのよ。それをさ、自信を持って言えちゃうところが超ヤバいと思って、ヤバいっていうのは山一証券ってその時は日本を代表するような証券会社の1つで、そこに入社する人は超エリートなのよ。優秀な大学を卒業して入っているわけよ。そういう自分たちの同級生とかで六大学とか東大京大とかに行った人が山一証券に入っていた。でも、20年とか30年そこにいる間に学生の僕でもおかしいよ、その答えは。面接で絶対そんなこと言わない。小野さんだって思うじゃん。」
小野:「思うけど、逆にすごいなって思った。羨ましい。そんな風に堂々と言えるのが。」
坂東:「堂々と言えるのはいいんだけど、当然落ちるんですよ。」
小野:「落ちるんですか?試しに雇ってみようってあるのかなと思いました。」
坂東:「あると思うけど、そういう会社がいい会社とは限らない。部長ができますと言って部長をやらせても務まるはずがないと僕は思うんだよね。ハマるケースも0ではないと思う。」
小野:「雇う時にも、じゃぁ1ヶ月ちょっとやってみて本当に仕事ができるんだったら採用しますよみたいな感じでみたいですね。」
坂東:「そうだよね。でも、当然そういうタイプの人は高い給料を求めるだろうし。で、その時にそれはすごく僕の就職活動にも影響を与えた記事で、すごい優秀だった人のはずがそんな感覚になるんだったら、どうしたらそういう感覚にならずに済むんだろうっていうことを思ったんですよ。40代、50代になっても、世間ズレしない、その時に色んな会社から坂東さんうちに来てよって言われるような市場価値を身につけるにはどうしたらいんだろう?と。でも大手企業に行ったらそういう感覚になっちゃうんだったらマズいなって思ったんだよね。そういうことを思った出来事で、そのみずほ銀行の同級生の話を聞いた時も同じことを思ったんだよね。そういう風になってるって。世間ズレしてるんだよね。」
小野:「環境ですよね。」
坂東:「なので、本当に怖いことだなぁと思ってね。まぁ、銀行にいる人が全員そうなってるとは思わないんだけど、良かったら数字見てあげるよみたいなことをしゃぁしゃぁと言ってしまえる感覚を40代後半にして持ってるというところは、本当恐ろしいと思って、だから週休4日になりなさいって言われてるのかもしれないんだけどね。」
小野:「確かに、その時点でちょっと気付きますよね。私だったらめっちゃ気付きますけどね。私って会社に必要がないとされているんだって。」
坂東:「そうね。そういう風に思ってるかもしれないけど、同時に自分の市場価値がどのレベルかってことを今の時点ではまだ分かってないっていうことだと思うんだよね。」
小野:「いや〜、そう思われて働くの辛いから、私はもうこっちから辞める方向になりそうだけど、色んな人いますもんえ。」
坂東:「そうね。僕はチャンスと思った方がいいと思っるけど、これからまだチャンスはあると思っていて、40代後半だったらまだ30年くらい社会人やる可能性があるんだよね。これから30年と思ったら、今からもう1回、1から鍛え直すことができるじゃん。今までの社会人生活と同じか、もうちょっと長いかもしれない。そう思ったら週休4日はすごいチャンスで、その休みを活かして新しいこと1から勉強してもいいし、副業と言わなくてもただでもいいから、手伝わせてくれないっていうことで、色んな会社に行って、自分の価値を測るのもいいし、どこで役に立てるのかってことを探ってみるのもいいし、そういう時間がもらえる。しかも、みずほ銀行にいたままそういう時間がもらえるというのはすごいチャンスって思った方がいいと思う。それで1年とか2年とか学び直せば、新しいスキルを身につけることができて、次のステップに行けるかもしれない。と思ったんですよ。だからそういう風に観点を変えた方が本当にいいよなぁという風に思った。」
小野:「その人は数字見てあげるよって言われてもやんわり断られた感じなんですか?」
坂東:「ふざけんな、舐めるなよって言ったらしい。」
小野:「ケンカ、ケンカ!」
坂東:「飲み会の席だからケンカとかになってないんだけど、おかしいでしょ、それはって。」
小野:「言えたんですね。」
坂東:「そういうざっくばらんな関係だから。なので、これからそういう人増えてくるし、そういう会社も増えてくると思うし。その時に自分がどういう風に立ち回るのか。40代後半、50になってどうやって逃げ切るかっていう発想だと逃げ切れないよね。学び直し、キャリアの作り直しっていうことで、スイッチを入れ直すっていうことはいくらでもできると思うので、これは自分自身に対してもそういう風にも思ってるんだけど。今までの貯金で食ってこうっていうことは考えちゃいけないなっていう風に思ったのでした。」
小野:「じゃぁ、坂東さんも私が必要じゃなかったら、やんわり時間を減らすのではなくストレートに言ってください。笑。私はそれを全て受け止める心は持っています。笑。」
坂東:「そんなんお互いにリアルフィードバックでしょ。やんわりとじゃなくて。笑。」
小野:「違う人に頼もうと思うんだけど〜って言ってくれる方が気持ちがいいなって思いますね。」
坂東:「なるほどね。僕らはもっとリアルに分かるじゃん。お互いの仕事のことも状態も分かってると思うし。大体無駄な人が今いる状態でもないしね。でも、お互いにそういうリアルなフィードバックがしあえる状態ではいたいと思うし、言いやすい関係でもいたいとは思うので、それは僕に対してもそういう風に思うし。それはそうしていきましょう。ズバッと。その時があったらお互いに。」
小野:「周りくどくなくストレートに言いましょう!」
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